（メルマガ）現在価値

  • レポート
  • 2011.02.15

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～成功の研究～
知って得する起業とビジネスのヒント

────────────────第39号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の（株）ＡＳＣ・中村会
計のＨＰのＡＳＣレポート
（http://www.asc-report.jp/）との関係
は次の通りです。
１）月末：ASCレポートの一部要約版
２）月中：メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ：現在価値
■まとめ
■編集後記
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■現在価値
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プロジェクトへの投資判断に際し、現在価
値を計るというもっとも典型的な手法があ
ります。

その投資から得られる将来のキャッシュフ
ローを利子率で割引いた今現在の価値を計
る方法です。
100万×5年＝500万
これが利子率5％だと現在価値は432万にな
ります。
（1年後の100万は、今の95万2千円と同じ、
という計算をしていくわけです）

企業価値評価や株価算定もこのように行わ
れます。

そして、人の価値の評価も。

交通事故で子供や若者をはねると大金にな
るという話を聞くことがあると思います。

当然その人のその後の将来は長く、これか
ら得られるはずのキャッシュは大きいから
です。

人生ですからキャッシュだけでなく、知識
・経験・人間性を加えても、その人が将来
得られるものは当然大きいでしょう。

可能性があるわけです。

では、中年や老人には価値がないのか？

将来得るであろうキャッシュ・知識・経験
・人間性という意味においてはやはりあり
ません。（というか少ししかありません）
それを新たに得るために残された時間が少
ないからです。

ただ、それを裏返せば、時間を使った結果
、既にそれを保有しているはず、実現させ
ているはずだということです。

自分には費やしてきた時間の代わりに、キ
ャッシュ・知識・経験・人間性を持ち合わ
せているか？

自問して生きていかないといけません。
何を得てきて、何を得ていくのか。

カネの代わりに人望でも当然良いですし、
むしろその方が良いかもしれません。

私も４０を過ぎてこんなことを書いている
と、子供や若者には可能性がたくさんある
んだなぁと改めて思います。

前回紹介した『２１世紀に生きる君たちへ
』は、司馬遼太郎氏が、自分がいないであ
ろう２１世紀を生きる、当時のこども達に
向けて書いたものです。
その最後は次の言葉で締めくくられていま
す。

「書き終わって、君たちの未来が、真夏の
太陽のようにかがやいているように感じた
。」

これを書いたときに６０を過ぎていた著者
は本心からそう思ったのでしょう。

「君たち」とは２１世紀を生きる今の私た
ちですが、はたしてかがやいているだろう
か？
そんなことを考えました。

■まとめ
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時間を持っているとは、可能性を持ってい
ることではないか。

人生とは可能性を実現させていく手続では
ないか。

成功とは、可能性をどれだけ実現させたか
で計るものではないのか。

■編集後記
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１．当事務所では現在採用活動をしていま
す。
以前ご紹介したとおり新卒募集ですが、例
年以上の反響にびっくりしています。
（冗談抜きに100人以上の中から1人を選ぶ
有様で、何のオーディションなんだ？とい
う状態）

多くの優秀な若者（上記でいう可能性の塊）
にご応募いただき、ありがたいと思う一方、
彼らの活躍の場が、社会により多く提供さ
れることを切に望む次第です。

２．私の大好きなワタミさんが都知事選に
出馬されるようです。応援します！！

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