（メルマガ）今日が最後の日
- レポート
- 2018.09.15
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～成功の研究～
知って得する起業とビジネスのヒント
─────────────── 第221号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の（税）ＡＳＣのＨＰの
ＡＳＣレポート
との関係は次の通りです。
１）月末：ASCレポートの一部要約版
２）月中：メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ：今日が最後の日
■まとめ
■編集後記
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毎日を、今日が人生最後の日だと思って生
きるべきだ、とか聞いたことがありません
か。
今日が人生最後の日だったら同じことをす
るのか。
そうでないならすべきではない。
といった類の話です。
今を大切に生きろ、ということなのだと思
いますが、それ自体は大賛成。
「なるほどそうだな。」とも思います。
ただちょっと違和感が。
「本当にそうかな。」と。
スティーブ・ジョブズにも、この通りでは
ないのですが、似たような有名なスピーチ
がありますね。
スタンフォード大学で卒業生に贈った言葉
です。
「今日が人生最後だとしたら、今日やるこ
とは本当にやりたいことだろうか？」
と自問自答をし、何日もＮＯが続くなら何
かを変える必要がある。
数日がかりで考えよう、とのこと。
少し違和感が拭えてきました。
最近『ピーター・ティール 世界を手にした
「反逆の起業家」の野望』という本を読み
ましたが、ここにこの違和感を解消する答
えが出ていました。
ピーター・ティールは、テスラ、ユーチュ
ーブ、リンクトインなどの名だたる起業家
を輩出したペイパルの伝説的共同創業者、
要は超成功者です。
テスラのイーロン・マスク、フェイスブッ
クのマーク・ザッカーバーグは、この人か
ら経営面、資金面で、直接大きな影響を受
けています。
ピーター・ティールはこの、今日が人生最
後の日と思って・・・について、
「実際は逆です。『毎日を自分が永遠に生
きるかのように生きよ』が正しい。」
と言っています。
続けて
「きみのまわりにいる人間を、これからも
長く付き合うつもりで扱うべきなんです。
きみが毎日下す一つひとつの選択がとても
大事です。その結果は時間の経過とともに
どんどん大きくなりますから。」
と。
たしかに極端なことを言えば、
今日限りの人生だったら、
・将来役立つ勉強。
・今は苦しいだけの練習やトレーニング。
・長期の友情・愛情を育む努力。
・貯金や投資。
すべて不要となります。
何か月、何年も積み上げて得られる成果を
求める意義がなくなるわけです。
でもそうじゃないよ、ということですね。
短期の視点だけではだめ。
長期の視点も必要だよ、と。
つまり私たちは
「今日が人生最後だとしたら、
今日やることは本当にやるべきか？」
と同時に
「永遠に生きるのだとしたら、
今日やることは本当にやるべきか？」
という相反するかもしれない２つ問いに、
折り合いをつけながら毎日を生きていく必
要があるのだと思います。
難しいようにも聞こえますが、
どちらの問いに対しても、「やるべきでな
い」と簡単に出るものがありますね。
まずはそれを排除することから始めれば良
いのかもしれません、
■まとめ
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今日が人生最後の日だとしたら、
今日から永遠に生きるのだとしたら、
今日私は何をするのだろうか？
■編集後記
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先日、営業のアポを気軽に受けて、打ち合
わせをすることにしました。
まぁ役立つこともあるだろう、相手もぜひ
会いたいということだし、と。
少し後で考えたら自分は全然ほしくないこ
とに気づいたのですが、
でも、もう約束してしまったしな、とその
まま当日を迎えることに。
後悔しました。
本当に欲しくないので、せっかく説明して
くれるのに後ろ向きの言葉しか出てきませ
ん。
自分の時間もそうなのですが、その営業の
方の時間も無駄にしてしまいました。
わざわざ足を運ばせ本当に申し訳なかった。
正直にその旨お知らせし、お詫びしました。
まったく買う気もないのに営業のアポを受
けるのは失礼なことなんだな、と思った次
第です。
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