第48回 成功の条件
- レポート
- 2009.06.29
仕事柄、数多くの経営者とお話しさせていただく機会があります。
業績が良い会社もあればそうでない会社もあるのですが、その中でも成功されている会社の社長には共通点があることに気づきます。
(もちろん、これがあっても成功していない社長、なくても成功されている社長もいらっしゃいますから、絶対に当てはまるものではありません。)
その条件とは何か?
それは、「カネを惜しまず使う」です。
成功者だから使えるわけで自分はないから使いようがない、という声が聞こえてきそうですが、違います。
どうやら、成功者だから使うのではなく、使うから成功者のようなのです。
ないならないなりに一生懸命使うと、それを上回るオカネが入ってくるというわけです。
先日もそのような社長から、10稼ぎたかったら10に、100稼ぎたかったら100と近いレベルのカネを使うしかないし使えばいい、というお話を伺いました。
カネは天下の回り物、という言葉通りですが実際そのようです。
なお、ここで惜しまず使う、というのは、無駄ガネを使うという意味ではもちろんありません。
・ビジネスパートナーを出し抜く
・業者を不必要に叩く
・従業員を薄給に押さえ込む
といったことをせず、自分のビジネスに必要なプレイヤー皆が潤うように考える。
いわゆるWinWinの関係を心がける、という一見当たり前のことです。
こうしておくと、皆が払ったカネ以上に自分のために一生懸命考えて行動してくれるというのです。
分かりやすいことではありますが、実際にこれをするのは難しいのだと思います。
(だから成功していないのだと思いますが、)私自身、自分がその通りやっているかというと自信がありませんし、少ないからこそ成功者も少ないのでしょう。
皆さんはいかがでしょうか?
自分は不当に業者叩きなどしていないという方でもありがちなのは、外に任せればよいものを抱え込むケースです。
典型的な例として、自分で作れば安いから、とホームページを自作する、名刺を自分で作る。
(まさに過去の私自身ですが、)そのようなところに大きな仕事は来ません。
パーソナルブランディングとか格好良い言葉以前の話です。
これだと、同じ仕事をしてもそれこそ安っぽく見えてしまいますから、相応の価格イメージを最初から与えてしまいます。
つまり、プリンターで自作した周りがギザギザの名刺は、はっきり言ってない方がましなのです。
(これは受け取られたことのある方であれば皆さん納得されると思いますが、お客様の中にも、あれで来た人は信用しないと断言している社長も多くいらっ しゃいます。
とはいえ、少なくとも東京国税局管内の税務署の調査官は全員あれで来ます が。。。)
巷にたくさんある成功の条件や法則、どれも真実であってシンプルです。
しかし、なかなか実行できません。
その点、今回もまさにそうかもしれませんね。
今回のまとめ:成功するには、
・自分だけ得しない。
・使うべきオカネをケチらない。