(メルマガ)NGワード

  • レポート
  • 2022.04.15

 

2023年卒の新卒採用がピークを迎えて
います。

・会社説明動画を収録。
・就活サイト上でDMを送る。
・お送りいただいた履歴書、志望理由書を
 読む。
・一次面接の動画を見る。
・一次通過者とお話をさせてもらう。

2月から今までずっとやっているのですが、
そんな中、就活サイトからは早くも202
4年卒に向けた募集原稿の入稿を求められ
ています。

たしかに大学3年生のインターンを考えれ
ば妥当かもしれませんが年々早くなってき
ている気が。

ついては、まずは新年度版の手引きを見て
ください、とのことで読むことにしました。

事務連絡や使用画像の著作権への配慮等、
細かい注意点が並ぶ中、
「男女雇用機会均等法など各種法令に則り、
差別的な表現はご遠慮いただいております
」で始まる項目がありました。

「それはそうだよね」とチェックしてみる
と、、、

毎年見ていますが、こちらも年々少しずつ
厳しくなっているような気がします。
(もしかしたら去年もそうでしたよ、と言
われてしまうかもしれませんが、)

たとえば、以下は全てNG例
1)女性が活躍できる会社です。
2)地元●●県で働きたい方歓迎
3)元気のよい方、大歓迎

え、これダメなの?
思われる方もいらっしゃるのでは。

それぞれがNGとされる理由は下記の通り
です。

1)は、性別による差別の存在を意識させ
 る表現
 →OK例:誰もが活躍できます。

2)は、特定地域出身者に限定している。
 →OK例:●●県で働きたい方歓迎

3)は、客観的な判断が困難な性格特性
 →OK例:やる気のある方、大歓迎

「元気」は客観的に判断できないけど「や
る気」はできるのか?
と突っ込みたくもなりますが、ここで就活
サイトと議論してもしかたがないので気を
付けることにします。

そのほかにも
「大手にはないやりがいが感じられるはず。
」といったアピールも、根拠があいまいな
業界・他社比較、主観的イメージによるも
のなのでNGとのこと。

以前、面接でこれを聞いたらNGらしい、
と言う話を書きましたが、
https://www.ascinc.co.jp/report/1077/
○○ハラの判断が厳しくなったり、配慮す
べきことが増えてきています。

とはいえ、毎年採用をやっているおかげで、
こうした世の中の「あるべき」に合わせて
いくことができているのは確か。

気づかされる機会があることは良いこと、
と前向きにとらえて対処していきたい思っ
ています。

これをご覧の皆さんは、それぞれ人生の様
々なフェーズにいらっしゃいますが、
この件に限らず、「自分の時はこうだった
」が通用しないことも多いですから、常に
自分、あるいは自社の仕様を機会をとらえ
てアップデートしていく気持ちが必要なの
だと思います。


■まとめ
___________________


求人広告のNG例
1)女性が活躍できる会社です。
2)地元●●県で働きたい方歓迎
3)元気のよい方、大歓迎

世の中の「あるべき」をとらえて、
常に自分・自社のアップデートが必要。


■編集後記
___________________

お約束ですが、面接の最初には志望動機を
聞きます。

そこで多い答えの1つが、
「御社は色々なものに自分で挑戦している
から」というもの。

確かに自分でFXや株式、ソーラー、コイ
ンランドリー、不動産投資、RPA(ロボ
ット)などを手掛ける会計事務所グループ
は珍しいようです。
(まぁそうでしょうね)

返答としては、そのように評価していただ
き、ありがとうございます。
となるわけですが、一方で、今の自分は挑
戦しているか?と自問する機会にもなって
います。

むしろ、これまでの失敗経験が相応に積み
上がっているので、自然に保守的になって
いるかもしれません。

たとえば、先日メンバーが、おもしろいか
も、と持ってきた案件。

「良いね。おもしろいね。」などと言って
乗り気だったのですが、
金儲けの得意なお客様に話したら、「いや、
あの類は私の経験上やめといた方が良いで
すよ。」とのこと。

それを聞いただけで急速に冷めてしまいま
した。

以前なら「いや。自分ならうまくいくかも
」とやっていたかもしれないのですが。

うーん。
挑戦する心がなくなったのかなぁ。

でもやっぱりやめといた方が良さそう。
そうですね。やめときます。