第113回 起業後の心理的壁
- レポート
- 2014.11.30
どなたも起業する際に悩む段階があります。
・オフィスを借りる
・他人を雇用する
・銀行から借入をする
これはどの商売でも大きな心理的壁になります。
・自宅兼事務所の方が安い。
・自分だけでやっていた方が安心。
・借金は心配。
これを越えるときには、いずれも簡単には後戻りができない、という意識が生じます。
本人にとっては結構大変な決断です。
「心理的」壁と書いたのは、外から客観的に見ればそれほどの壁でなくても、本人にとっては、結構重大だからです。
実際私もそうでした。
特に最初の2つ。
人の雇用とオフィス。
自分1人が食べていくつもりで始めたことに、人を巻き込んで良いものか。
大げさに言えば、一部とはいえ人の人生を預かることになりますから。
オフィスを借りると毎月十万単位、それ以前に、最初に家賃の6か月とか10か月分の保証金が出ていくが、払っていけるのか。
結構考えました。
実際には十分に心配した上に覚悟して、そこを越えます。
大丈夫です。
これまで非常に多くの方の起業を見てきましたが、このあれこれ悩む過程を経たものは問題ありません。
むしろ、ビジネスが広がる大きな起点になります。
人を雇わず自宅でやるビジネスは、一部の特殊なビジネスを除くと大きく広がりませんから。
ちなみに、この悩む段階を経ない場合、大丈夫でない例が出てきます。
ごくまれに脱サラしてオフィスや見てくれから入ってしまう方がいるのですが、その方は残念ながら失敗しやすく、注意が必要です。
オフィスを借りる
=きれいなビルに入ってオフィス家具を新品で揃える
ということを意味していません。
十分に悩む人は、同じオフィスを借りるのでも最初からこのようなことはしません。
つまり、十分に心配しているなら、あなたは大丈夫です。
ちなみに副次的な効果として、そのような心構えは、他でキャッシュアウトする際にも生きてきます。
今でも思い出すのですが、私はそんなことを考えていた時期、ビックカメラで128MBのUSBメモリーを買うべきかどうか真剣に迷ったことがありました。
当時数千円でしたが、さすがにこのくらい買うオカネはありました。
でも、これを買うことで自分のパフォーマンスはどの程度上がるのか?などと自問し、ちょっと考えたわけです。
結局買って後悔もしませんでしたが、当時はこんなことまで真剣に考えていたのです。
まことにけちくさい話です。
ただ、たぶん今から起業する人は同じようにキャッシュアウトする際には、このくらいいろいろと真剣に考えていると思います。
つまり、私達がご支援するお客様に対しても、その心境をスタッフともどもしっかりと共有して当たらなければなりません。
本稿は、事務所のスタッフも読んでいる(はずな)ので、サラリーマンでは感じられないこのような気持を少しでも想像してみてほしいと思います。
*********************** まとめ *****************************
起業後の心理的壁
オフィスと人の雇用。
十分に悩めば、越えて大丈夫。
*********************** あとがき ***************************
年末年始は9連休、長いですね。
実家以外もたまには、、、と行先を考えておりました。
沖縄、ハウステンボス、USJ・・・
そこそこの値段です。
たとえば1泊2日USJで34万。
行った次の日に帰ってきてこれか。
むむぅ。
そこで、山中湖に決定しました。
行きは富士サファリパーク、2日目は朝からワカサギ釣り。
子供が釣りをしたいと言い始めたのがきっかけですが、私も以前からドーム船でワカサギ釣りをしたかったので。
ドーム船でワカサギ釣り、ご存知でしたか?
屋形船ではないですが、たとえばあんな感じのお座敷船をイメージすると良いかもしれません。
そこに靴を脱いで上がって座椅子に座ります。
もちろん暖房完備ですから上着も脱いで。
床の一部が空いていて湖面が見えています。
そこに釣り糸を垂らして数十cmほどの短い竿で小さなワカサギを釣る。
外が雨でも雪でもOK。
楽しそうです。
またご報告します。
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