第131回 オカネの流れ
- レポート
- 2016.05.31
先日、お客様とお話をしていて、寄附の話になりました。
経費や節税の話の流れだったので、
寄附金は節税になるんですか、という話。
なるものもありますよ、と私。
「だけど、領収書なければダメですよね。」と社長。
「はい。もらってないんですか。」
質問しておいて矛盾するけど、領収書をもらったり、税金を安くしてもらったりすると徳が落ちちゃうんじゃないかな、と思って。
だから、恵まれない子供達のいる施設にオカネを置いてくるようなことをしているけど、そこでも名前を言ったりしないのだ、と。
こんな話をしている時点でだいぶ徳が落ちちゃったかな、ということでした。
良い話ですね。
ただ、ここで美談を紹介して終わり、といのではなく、実は少し違っています。
その社長、こんなことをやっているのは、自分が善人だからではなく、単に欲深いからなんです、とのこと。
理由は、昔占い師に、オカネの流れを良くすれば金持ちになると言われた。
流れを良くするには、入りだけではなく、出る方も重要。
ちゃんと出さずに溜め込むと流れが悪くなって入ってこない。
だから、寄附などを努めてするように、と言われたそうです。
なるほど、と思って、以来実行中とのことでした。
その結果なのでしょうか。
社長は千万単位のオカネを日常的に動かして、億単位のオカネをお持ちです。
実は、このような話。
私も何年も前に成功本のような本で読み、さらに1年ちょっと前、より具体的に書いてあったので、以来実践しています。
年収の1%は寄附をして流れをよくしよう、と。
見返りを求めない寄附をする。
(だから、ふるさと納税のようなものはカウントの対象外。)
しています!
もちろん、教育の機会を満足に得られないこどものため、、とかあれこれ良いことを考えていますが、その背景にある動機は、社長に劣らず、きわめて不純です。
まだ始めて1年ちょっと。
今のところ千万単位のオカネを日常的に動かしていませんし、億単位のオカネを持っているわけでもありません。
皆さんも、もう少し私の様子を観察していただき、
いずれ私の羽振りがよくなったら、真似してみてください。
*********************** まとめ *****************************
オカネの流れをよくするには、あえて出すことも重要?(検証中)
*********************** あとがき ***************************
本稿に登場いただいた社長から、ずいぶん前に、お電話がありました。
「今、○○の店にいるのですが、ここのは経費になりますか?」
私は、状況を伺って、「なりません」とお答えしました。
すると、
「でも、M添先生は事務所の経費にしているって言うんだよな」とのこと。
国会議員の先生がやっていても、税務署的にはNGですよ、と私。
そうですか。
まぁしかたないか、とあきらめてくれました。
当時、参議院議員だった、今話題のM添先生。
もしかしたら政治資金としてはOKなのかもしれませんが、できたら民間の手本になってほしいところです。