(メルマガ)成功する経営者の特徴
- レポート
- 2010.07.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
――――――――――――――――第25号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(https://www.ascinc.co.jp/report/)と
の関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:成功する経営者の特徴
■まとめ
■編集後記
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■成功する経営者の特徴
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いつものように表記のような御題を考えて
おりました。
すると、読んでいた『社長の教科書―リー
ダーが身につけるべき経営の原理原則50』
(小宮一慶著)に、まさに同じテーマで書か
れている章がありました。
コンサルタントをして多くの経営者と付き
合う著者によれば、下記の5つだそうです
。
1.せっかち
2.人を心から褒められる
3.他人のことでも、自分のことと同じよ
うに考えられる
4.優しくて厳しい
5.素直さ
私も多くの経営者の方とお付き合いさせて
いただきますが、まさに同感なのはその中
でも1、4、5です。
まず、せっかち。
これは間違いありません。
ここでも何回も書いていますが、良いと思
ったことはすぐやる。
さらに、まずいと思ったことはすぐやめる
。
気になることはすぐに対応する。
わからないことはすぐに聞く。
等、徒らに時間をかけるようなことはしま
せん。
次に、優しくて厳しい。
これは、特に社員に対してですが、優しい
から厳しいのかもしれません。
表面上優しくしている方がお互い気分が良
くてトラブルにもなりにくく、短期的には
楽です。
しかし、それでは会社のためにも本人のた
めにもならない。
それなので時に厳しいのです。
最後に素直
これは誰からも学ぶ、という姿勢です。
経営者に限らず、成功している人は、人の
言うことを素直に聞ける人、聞くことに変
なプライドが邪魔しない人のようです。
さらに私がこれらに付け加えるとしたら、
・気前が良い
・怒らせると恐い
という点でしょうか。
気前が良い
「優しい」に通じるかもしれませんが、成
功されている方には、人が喜ぶ顔を見て喜
ぶ、という共通点があるような気がしてい
ます。
ただこれは、経営者として、というよりも
人間として大事なことかもしれません。
怒らせると恐い
くだらないことでは怒らないので、もし怒
ったときには相当深刻な事態を意味してい
ます。
そのため、そのようなことにならないよう
、社員も取引先も適度な緊張感を持ってい
るように思います。
(一方で、「ああまた怒っている。」と社
員にも取引先にも言われる社長もいますが
、社員の定着率も低く、取引先も腰が引け
てしまって、なかなか事業もうまくいかな
いようです。)
せっかちで、優しいけど時に厳しい。
素直で気前が良くて、怒らせると恐い。
こう考えると、良い経営者は、私達がイメ
ージする江戸っ子のような人なのかもしれ
ません。
■まとめ
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良い経営者の特徴は、
せっかちで、優しいけど時に厳しい。
素直で気前が良くて、怒らせると恐い。
■編集後記
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先日ここに書いた、関東信越国税局管内の
税務調査がようやく終結しました。
http://archive.mag2.com/0001000369/20100430200000000.html
少し時間がかかりましたが、勝ち負けで言
えばほぼこちらの完全勝利でした。
税務署は全国的に7月10日に異動がある
ため、納税者と揉めたままこの日をまたぎ
たくないという先方の事情も多分にありま
した。
また、私の交渉の進め方もちょっとは役に
たったかもしれません。
(調査後の税務署との対応は、会社に代わ
って私の方で一手に行うので。)
しかし、ほとんどは、税務署と刺し違える
覚悟を決めた社長が導いた勝利だと思いま
す。
社長は、税務署の指摘事項の一部について
どうしても納得いかないということで、場
合によっては、更正による決定の処分を受
ける→不服申立をする→国税不服審判所の
審判を受ける→裁判所で裁判、という流れ
を覚悟していました。
トータルで見れば、そのままでも悪くない
結論に終わりそうだったため、通常のケー
スでは確実に引くところを、あえて押し出
して行った、という状況でした。
その前提で、裁判になった場合に備えて早
々に顧問弁護士と私の打合せまでセッティ
ングし始めていましたから、まさに今回の
テーマ通りのせっかちです。
結果としては、弁護士先生の出馬をいただ
くまでもなく、私のところでうまくまとま
りました。
ただ、たまたま良い結果が出たともいえ、
また、うまくいかなかったときのマイナス
の影響は計り知れないため、よほど会社側
に覚悟がない限り同じことはできないな、
というのが正直な感想です。
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