(メルマガ)仏壇と税理士
- レポート
- 2013.01.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
────────────────第85号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(http://www.asc-report.jp/)との関係
は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:仏壇と税理士
■まとめ
■編集後記
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■仏壇と税理士
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何の関係が?と思われるかもしれません。
実は両者は相続でつながります。
単に相続の事案が発生したら最初にそこで
手を合わせる、という話ではありません。
たとえば、お仏壇のHさん。
何年も前に、銀座のショウルームで各種高
額商品をご案内いただきました。
お仏壇のHさんにとって、私が自分で買う
ことを期待してではなく、会計事務所を
やっていて税理士だから是非見に来てくれ
、と招待してくれたわけです。
2階に上がると人間国宝が作ったもの、金
がふんだんに使われたもの、等々百万・千
万の類のものがずらーっと並んでいて、1
つ1つご紹介いただきました。
暗い中でそれぞれライトアップされていて
、美術館で展示物を見るような感覚です。
職人の技やつくりの良さを感じます。
金が決して下品ではなく、奥深い輝きを放
っています。
実際にお求めになられる方も少なくないよ
うですが、その目的は何でしょうか?
特に金がふんだんに使われたもの。
きれいだとか、格好良いとか、日本の美だ
とか、仮にそういうものに何も興味がない
人にとっても関係のある実利的な目的でで
す。
答えは相続税対策。
仏壇には相続税が課税されません。
子孫が本当に困ったら、この金をつぶして
足しにしてくれ、という思いを込めてとの
ことでこうしたものが売れるようです。
金が何kg以上使われていたら仏壇としてみ
なさない、と言った税務上の規定もありま
せんから一定の効果はあるのだと思います
。
相続税の課税強化が決まりつつある昨今、
検討の余地ありかもしれませんね。
ただし、これを実践しようと思った場合、
具体的で大事な注意点は「生前に財産の中
で購入しておく」です。
遺族が慌てて死後に高い仏壇を買いに走っ
ても遺産から控除されるわけではなく、相
続税を減らす効果がありませんから。
つまり、将来の相続が心配な方用ですね。
1本千円するというお線香をお土産にいた
だきながら、「お客様に是非お勧めくださ
い」と言われて帰ってきました。
(補足)
ちなみにお仏壇のHさんは、上記節税目的
を前面に出してお勧めしていないことをは
っきりとおっしゃっていました。
HPでもそんなことはもちろんアピールして
いないと思います。
よって、上記の話はすべて私の私見である
ことをお断りしておきます。
(私見と断るほど議論のある話ではないの
ですが一応)
■まとめ
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価値のある仏壇は相続対策にも意味がある
■編集後記
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最近のアベノミクス。
お客様とお話していても期待が大きいです
ね。
既に自分は乗り遅れているのではないか?
とかおっしゃる方も少なからずいて、こん
な感じで相場は盛り上がっていくものなの
かもしれません。
今日のお客様(40半ば)によると、人は人
生で3回バブル的な好況に接するらしい、
とのこと。
自分達は元祖バブル、ネットバブル、参院
選後まで巻き込む今回がそれ?
と勝手に盛り上がって帰ってきましたがど
うなんでしょうか。
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