(メルマガ)不労・フロー・インカム
- レポート
- 2013.02.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
────────────────第87号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(http://www.asc-report.jp/)との関係
は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:不労・フロー・インカム
■まとめ
■編集後記
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■不労・フロー・インカム
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今回は投資を専業としない世の中の大部分
の方々に向けてお送りします。
(特に、相場に乗っかってたまに手痛い損
をしているような方に向けて)
成功の定義はいくつもあると思いますが、
その判断基準の1つは「自由」でしょう。
要は、
成功=自由。
経済的成功=経済的自由の獲得
経済的自由とは、働かなくても好きに生活
できる状態。
ここまではよく言われるところだと思いま
す。
そして、その状態を確立するキーワードは
、異論もあるかもしれませんが、
不労・フロー・インカムゲイン
この反対は、
勤労・ストック・キャピタルゲイン
不労<>勤労
勤労は人間として重要です。
一定の時間を投資して保証された金額を得
るため、実はリスクが低く投資対効果も高
い。当然これを有効活用すべきです。
ただ、元気に働く時間を消費する対価なの
で、もちろん自由ではないし、死ぬ直前ま
でをこれに頼ることは普通はできません。
フロー<>ストック
(A)今60歳。貯金はないが死ぬまで年500
万の収入がある。
(B)今60歳。貯金が8千万あるが収入はゼ
ロ。
つまり、(A)がフロー、(B)がストックが
ある状態。
60歳の時点でお金持ちなのは明らかに(B)で
すが、どちらが自由に過ごせるか?
(A)の人は平気で年500万使うかもしれませ
んが、(B)の人はできないでしょう。
年500万使うと76歳のときにゼロになります
から。
インカムゲイン<>キャピタルゲイン
配当や金利のようなインカムゲインに対し
て、一時的な売買益であるキャピタルゲイ
ン。
キャピタルゲインは、鶏を買ってきてその
卵を売るのではなく、鶏自体を高く転売す
る。
不動産であれば、家賃を得るのに対して、
譲渡益を得るわけです。
投資の世界でキャピタルゲインを得続ける
のは至難ですが、インカムゲインを得続け
ることはそれほど難しくありません。
株式市場、外為市場が盛り上がっています
。
投資に関しては、過去の自分の失敗だけで
なく、他人の失敗にもたくさん触れてきま
したが、相場に乗ってキャピタルゲインで
ストックの積み上げを単純に目指すのはや
めた方が良いと思います。
その代わりに目指すべきは、将来のある目
標時点で不労・フロー・インカムゲインで
形成される経済的自由と考えるべきではな
いかと思います。
そして、そこに至る手段に勤労所得がある
のは全然問題ないし、むしろ当然です。
(そもそも、まったく勤労所得を得た経験
がないまま経済的自由と言われてもその価
値もわからないでしょうし。)
ということで、明日からも元気に働きまし
ょうか。
■まとめ
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不労・フロー・インカムゲインで得られる
自由を目標に、元気に働きましょう。
■編集後記
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じゃあ不労・フロー・インカムゲインを何
で形成するか?
現時点で私が良いな、思うのは
高配当の普通株式、J-REIT、FXのスワップ
金利+やはり不動産所得でしょうか。
(特に目新しいものではなく、申し訳あり
ません。)
たとえば、前者の株式やJ-REITを買うとと
もに、それを証拠金代用にして低レバレッ
ジでFXをやってスワップ金利を得る。
オカネに加重労働させる感じですが、年利
10%超も可能です。
(証拠金代用=たとえば、kabu.com証券な
どでは保有株式を証拠金に使うことができ
ます)
当然元本部分は相場によって上下しますが
フローには影響ありません。
むしろ相場に反応して動かないことが重要
になります。
(下がったときは自ずと抱えるでしょうが
、むしろ上がったときに売りたくなる気持
ちを抑える方が難しい。)
ただし、高配当と言っても注意しないとい
けませんね。
たとえば、高配当銘柄の代表格、武田薬品
工業。
実績の配当性向は114.45%です。
税引後利益の1.14倍を配当していますから
、この状態は永続しません。
会社自身がより成長するか、配当を落とす
か、将来どちらかが必要になります。
それから、FXのスワップ金利。
単純に高金利通貨の豪ドルを円で買う
(AUD/JPY)だけでは価格変動リスクが大きい
ので、豪ドルを米ドルで買う組み合わせ
(AUD/USD)、あるいはそれ以外の組み合わ
せも交えてリスクを抑えるとなお良しです。
(この最適ポートフォリオの設計は実は深
いようですが)
また、不動産は唯一銀行が貸してくれる投
資ですからこれも考えるべきでしょう。
安定した勤労所得者=サラリーマンだから
こそできる投資、さらには今や超々低金利
の住宅ローンを使った投資法もあると思い
ますが、それはまた今度。
(当然ですが、投資用物件に住宅ローンを
直接使うことはできません)
以上すべて私見で勝手に書きましたので、
ご異論はあろうかと思います。
あくまでもご参考として。
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