(メルマガ)ふるさと納税

  • レポート
  • 2015.11.15

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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント

─────────────── 第153号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の税理士法人ASC・
(株)エーエスシー・中村会計HPのA
SCレポート
(http://www.asc-report.jp/)との関係
は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:ふるさと納税
■まとめ
■編集後記
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ふるさと納税が流行っています。

昨年もいらっしゃったのですが、お客様の
様子を見ていても、今年はそれ以上に多い
気がします。

私もその1人。

昨年はまったくしなかったのですが、よく
考えるとしない選択はないな、と。

ふるさと納税は自治体への寄附の仕組みな
のですが、
(寄附額-2千円)が、所得税と住民税か
ら控除されます。

つまり、2千円だけが自己負担。

そして、その代わりに寄附を受けた自治体
からの特産品がもらえます。

自治体からすれば、オカネをもらって、そ
の範囲内でお礼するわけですから、何の問
題もありません。

であるならばより魅力的な商品をアピール
して自分のところへ、と呼びかけた方が良
い。

ということで、結構な特産品がたくさん出
ています。
http://www.furusato-tax.jp/

肉、米、ミネラルウォーター、酒、野菜、
魚介類、宿泊券、航空券、自転車、時計、
ゴルフ用品、パソコン等々

昨年は、たしか千葉県市川市がTポイント
をプレゼントしていたのですが、さすがに
露骨だったからか今年はないようです。

ただ、注意点があります。

1.上限がある。
ふるさと納税はいくらでもできるのですが

上の「寄附額-2千円が、所得税と住民税
から控除されます。」には上限があります

やりすぎると、単によく知らない自治体に
オカネをあげただけ、ということになるの
で注意してください。

上限のシミュレーションには下記のサイト
がお勧めです。
http://www.satofull.jp/static/calculation01.php

2.最初にオカネを使う
当然なのですが、寄附をするわけですから
最初にオカネを使います。
たとえば、上記シミュレーションで自分は
5万円できるぞ、ということになったとし
ます。

そうしたら、5万円を今(というか平成2
7年中)に使う必要があるわけです。

なんとなく、自分のオカネを使わずに、天
引きされる所得税や住民税でうまいことや
ってくれるのかな、と思うところですが、
そうではないのです。

3.所得税の申告が必要+ちょっと心配
一応5つの自治体までなら確定申告不要な
制度があります。
ただ、それはそれで面倒です。くわしくは
http://www.furusato-tax.jp/2015newrule.html

つまり、他の所得があればなおさらですが
、確定申告した方が良さそうです。

なお、その申告では、寄付金控除でわずか
に税金(所得税)が減るだけですから不安
になる方もいると思います。

でも大丈夫、翌年届く住民税の納付書が、
それを埋め合わせる分だけ減っているはず
です。

ということで、皆さんも上限に気を付けな
がらふるさと納税をしてみたらいかがでし
ょうか。

2千円では買えないような地方の特産品が
手に入ったり、今まで見向きもしなかった
地方のことを考えるきっかけになります。

どうせ納める税金なら有効活用しましょう

■まとめ
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ふるさと納税。
やってみると良いですよ。

■編集後記
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以前も書きましたが、私共はプライベート
バンクであるシンガポール銀行の方と不定
期ながらもお会いして情報交換をしており
ます。

先日は、ご紹介するお客様と一緒に半年ぶ
りくらいにお会いしました。

シンガポールは、香港がチャイナリスクに
さらされるようになって、富裕層の注目度
がこれまで以上に高まっているようです。

最近の状況を聞いておりましたら、同行で
はこの秋から、最低預入単位がUS$で2
Mになったとのこと。
約2.4億円です。

なかなかポンと預けられる金額ではないで
すが、プライベートバンクの中ではこれで
も低いそうです。

うーん。。。

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