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～成功の研究～
知って得する起業とビジネスのヒント

─────────────── 第155号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の税理士法人ＡＳＣ・
（株）エーエスシー・中村会計ＨＰのＡ
ＳＣレポート
（http://www.asc-report.jp/）との関係
は次の通りです。
１）月末：ASCレポートの一部要約版
２）月中：メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ：オカネ
■まとめ
■編集後記
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小２の息子にオカネとは何かを教えること
になりました。

親が買う必要を認めない、だけど本人はほ
しい。

そうしたものは、今度から月いくらかのお
小遣いをあげるからその中で工夫しながら
買いなさい、としたのがきっかけです。

妻が、まずはその前に、お父さんがオカネ
のことを教えるからそれを聞くように、と
言ったので、子供からはすぐに聞くから早
く教えてくれ、ということに。

えっ。
何を言うのが良いんだろう？

要はオカネは大事、という話にすべきだと
思ったので、少し考えて次の構成にしまし
た。
（１）オカネとは何か？
なぜ皆ほしがるのか？
（２）オカネはどうすれば得られるのか？
ａ．そもそもの話
ｂ．少々具体的な話
（３）まとめ

 

まずは
（１）オカネとは何か
なぜ皆ほしがるのか？

経済学の用語で言えば、交換・価値保存等
の機能があるからなのだと思うのですが、
相手は子供。

なぜ皆欲しがるのかな？
→オカネを出せばいろんなモノが買えるか
ら。

それはなぜかな。
じゃあオカネがなかった時代はどうしてた
んだろうね。
→・・・

自分のモノと相手のモノを交換したんだろ
うね。
自分の野菜と相手のお肉とか。
でも野菜を今相手がほしくなければお肉が
食べられない。

そこで、オカネを使って交換するようにな
ったんだね。
自分の得意なことをしてオカネに変える。
そのオカネでお肉を買う。

オカネはすぐに使わずに後で使うこともで
きる。
オカネを皆ほしがる、というのはオカネが
こんなに便利だからなんだね。

 

（２）オカネはどうすれば得られるのか？
ａ．そもそもの話
どうすればオカネはもらえるの？
→バイト！
じゃあバイトしたらなぜオカネをもらえる
の？
→ん？

それはお仕事を手伝ってくれてありがとう
って、もらえるんだよ。

今、アルバイトをしたらいくらもらえるか
知ってるの？
たとえば、あそこのロッテリアで１時間働
くといくらもらえるか。
→２千円？

２千円はないね。
今度アルバイトしませんか？というポスタ
ー、お店に貼ってあるから見てみなよ。

でも、１時間働いたらいくら、というのは
わかりやすいでしょ。
店長さんは、アルバイトの人が１時間手伝
ってくれたらうれしいからオカネを払って
くれる。

逆に言うと、誰もうれしいと思ってくれな
いとオカネはもらえないんだよ。

ｂ．少々具体的な話
今は分からなくてもいいんだけど、１時間
手伝ってオカネをもらうっていう以外の方
法もあるんだよ。

さっきのお店の社長さん。
ここにお店を作って、皆に働いてもらって
、お客さんに来てもらって、って考える。

そして本当に来てもらって、お客さんがう
れしいってオカネをくれて、店長さんや社
員さん、バイトの皆にオカネを払って、そ
こで残ったら自分がオカネをもらえるんだ
よ。

でも、お客さんが来てくれなくても社長さ
んはお店を作るオカネを払うし、働いてい
る人たちにオカネを払わなくちゃいけない
から、何ももらえないかもしれない。

つまり、社長さんは、たくさんオカネをも
らえるかもしれないし、何時間働いてもま
ったくもらえないかもしれない。

ついでに言うと、お父さんのお仕事も社長
さんみたいなものだから、ぼんやりしてい
るとオカネがもらえなくなっちゃう。

（３）まとめ
ということで、オカネは誰かにありがとう
って思ってもらえないともらえないものな
んだよ。

泥棒や強盗をすれば別だけど、そんなのダ
メでしょ。

皆がほしいと思って、誰かにありがとうと
思われるようにがんばって手に入れるもの
なんだから、子供のうちは何もしなくても
お小遣いをもらえるわけだけど、そう思っ
て大事に使うんだよ。

 

こんな感じでお話をしてみました。

貨幣の話と貿易の話を混ぜていたり、子供
に初めて教える内容ではないとか、あった
かもしれません。

他のご家庭では、小さな子にオカネの話を
どう伝えるのでしょうか。

■まとめ
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オカネのことを教えるのはなかなか難しい
。

■編集後記
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オカネの話に続き、お仕事の話を。

先日、妻が授業参観に行きました。
テーマは将来なりたいもの。

そこでうちの子が「税理士になりたい」と
言ったそうです。
理由は「お父さんを見ていて簡単になれそ
うだから」とのこと。

税理士さんは何をするお仕事なの？と聞か
れて答えに窮したそうで、先生の求めで、
後ろに立っていた妻がクラスの子供たちに
説明することになったそうです。

私が税理士であることは知っていたのだな
と思うとともに、父親と世の中を甘く見て
いるようなので、いずれちゃんと説明しな
いといけないな、と思いました。
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