(メルマガ)社長列伝(8)働きすぎ?
- レポート
- 2018.07.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
─────────────── 第217号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(税)ASCのHPの
ASCレポート
との関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:社長列伝(8)働きすぎ?
■まとめ
■編集後記
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久しぶりの社長列伝。
今回は以前何回か書いた「社長列伝」シリ
ーズの8回目として。
過去の社長列伝には
銀座決戦
https://www.ascinc.co.jp/report/342/
カードカウンター(メルマガのみ)
https://www.ascinc.co.jp/report/1005/
潜入捜査官
https://www.ascinc.co.jp/report/358/
詐欺師との戦い
https://www.ascinc.co.jp/report/422/
昭和の職人?
https://www.ascinc.co.jp/report/430/
来秋に2.5億(メルマガのみ)
https://www.ascinc.co.jp/report/1095/
なんでもできる
https://www.ascinc.co.jp/report/484/
がありますのでそちらをご覧ください。
年上ながら、ほぼ同世代の社長と食事をし
ました。
最近の健康診断で、脳内出血を起こし、そ
れが治ったと思われる痕が見つかったとの
こと。
以来、血圧を下げる薬を飲んだり、運動し
たり、食べるものに気を使ったりしている
そうです。
お医者さんが言うには、働きすぎかも、と
のこと。
たしかに4月頃忙しかったかな、とおっし
ゃっいます。
ただ、その社長。
いつも自由に海外に行かれていますし、た
まに大きな案件をまとめ、日常はそうあく
せくしているイメージはありません。
不思議に思って、失礼ながら
「とはいえ社長、本当に体調崩すほど働い
ています?」と聞きました。
すると、
うーん。まぁ若い頃に比べれば全然ですね、
と。
そう言いながら若い頃の話を始めました。
社長は学生時代の終わりに、海外留学をし
たいと思って親にお願いしたそうです。
そこで言われたことは、100万貯めてく
れば後は全部出してやる、でした。
真剣さを見せてみろ、ということでしょう
か。
そこで若かりし頃の社長が入ったのはあの
佐川急便!
ワタミの渡邊会長が、起業資金を貯めるた
めに過酷な労働に耐えて働いていたエピソ
ードは有名です。
どのくらい働いていたか。
わかりやすいエピソードを伺いました。
当時の佐川急便で働く人達の不満は
「残業代が月200時間分しか支給されな
い。」
だったそうです。
???
「はい?」と聞き返したら、
給与には最初から200時間分の残業代が
上乗せ支給されているものの、それ以上に
残業しているのに支給されなかったとのこ
と。
言っていることはわかりますが、この間ま
で国会で、100時間を超えると過労死す
るとかしないとかでわぁわぁやっていまし
た。
その2倍を超える残業を日常的にしていた
とのことですから相当なものです。
具体的には、
朝の6時から夜の11時半頃までの勤務で、
週休2日などとは無縁の生活。
仕事が終わると会社の上にある寮に寝泊ま
りしていたそうです。
それ以外の細かいエピソードを聞いていて
も、戦争で捕虜になった人の話のようでし
た。
「まぁ夢がありましたから。
皆そうでしたね。」
と社長。
その後社長はアメリカに留学し、現在は日
本で会社を経営。
今では奥さんとまだ就学前を含むお子さん
4人を連れてハワイや沖縄に長期滞在する
生活をされています。
現役世代の社長の成功談ですが、そんな時
代もあった、と歴史の話のようで、働き方
改革進行中の日本社会では、もはや想像で
きませんね。
とはいえ今の時代、
昔はなかったツールや環境がありますから、
別の成功の道があるのでしょう。
楽観して良いと思っています。
■まとめ
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「まとめ」というか補足
今回の社長は、社長列伝第2回
カードカウンター(メルマガのみ)
http://archive.mag2.com/0001000369/20110417224102000.html
に登場した社長とは別人です。
先日、ある会でお二人を引き合わせたらハ
ワイ談義で盛り上がっていました。
ハワイに精通していない私には、残念なが
らさっぱりわかりませんでした。
■編集後記
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先週から今週にかけて、すべての従業員と
個別に、この1年を振り返ってのミーティ
ングをしていました。
要は人事考課です。
最後に好きなことをしゃべってもらうので
すが、うれしい話もある一方、耳や頭が痛
くなる話、がっかりする話もあり、様々で
す。
もともと世代間のギャップがある上に、本
稿の社長のような話を聞いたのと同じ時期
だったので、
・そんなことを思っていたのか。
・その程度で良しとするのか。
とか、あるわけです。
とはいえ、ここで心地良いことばかりしか
出てこないのであれば、それはそれで別の
問題があるのでしょうから、しっかりと受
け止めていきたいと思っています。
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