(メルマガ)社長列伝(9)オカネと勇気
- レポート
- 2019.01.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
─────────────── 第229号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(税)ASCのHPの
ASCレポート
との関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:社長列伝(9)オカネと
勇気
■まとめ
■編集後記
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久しぶりの社長列伝。
今回は以前何回か書いた「社長列伝」シリ
ーズの9回目として。
過去の社長列伝には
銀座決戦
https://www.ascinc.co.jp/report/342/
カードカウンター(メルマガのみ)
https://www.ascinc.co.jp/report/1005/
潜入捜査官
https://www.ascinc.co.jp/report/358/
詐欺師との戦い
https://www.ascinc.co.jp/report/422/
昭和の職人?
https://www.ascinc.co.jp/report/430/
来秋に2.5億(メルマガのみ)
https://www.ascinc.co.jp/report/1095/
なんでもできる
https://www.ascinc.co.jp/report/484/
働きすぎ?(メルマガのみ)
https://www.ascinc.co.jp/report/1177/
がありますのでそちらをご覧ください。
—
お客様の経理責任者の方からお電話があり
ました。
古くからお世話になっている会社で、長く
お付き合いのある女性です。
「会長が、「若返りの注射を打ってきた領
収書があって、それを会社で精算したい」
と言っているのですが。。。」
「え、もちろんダメですけどいくらですか
?」
「600万円です。ダメですか。」
「600万!?ダメですよ。
Sさん(ご担当のお名前)もそのくらい分
かっていますよね」
と私。
「私は分かっていますよ!
でも会長が先生に聞いてほしいって言うか
ら電話したんです。
一応伝えますけど、会長から直接電話があ
ったときはお願いしますよ。」
と電話が切れました。
その数分後会長からお電話。
「やっぱダメですか。」
「はい。
ところでどんな注射なんですか。」
「細胞ですよ。」
会長ご自身、経費にならないことは百も承
知でその話を私にしたかったのかもしれま
せん。
私「あぁ、聞いたことがあります。
自分の細胞を培養してもらって戻すって
やつですよね。」
確かに聞いたことはあったのです。
自分の細胞を預け、それを培養して戻して
もらうと若返るとのことでした。
お金持ちや夜の商売の女性の間では半ば定
着しつつあるようです。
会長「まぁ半分合ってますがもっとすごい
のですよ」
何がすごいか。
自分のは、20~30代の他人の細胞を入
れるのだとのこと。
たしかにすごい。
びっくりしました。
私「え、他人の細胞を?
そんなことできるんですか?!」
会長「もちろん日本じゃできませんよ。」
・場所は香港。
・1回150万円で他人の細胞を10億入
れる。
・1回でも効果があるが、自分は4回やっ
た。だから600万円。
私「香港なら大丈夫なんですね」
会長「いや、香港でも実はまずいらしくて、
毎回違うホテルの一室を指定されて、
そこで点滴を1時間くらい受けるんです
よ。」
私「え、それ恐くないですか?」
会長「大丈夫ですよ。
芸能人や上場企業の経営者でやっている
人知っているし。」
・自分は元ミュージシャンだから分かるが
声にも張りが戻った。
(ただ、電話を通してなのでよく分かり
ませんでした)
・疲れない。
・10億を4回やったから生まれ変わった
ようなものだ。
・その会社のホームページもあるので手元
のPCで見ると良い。
(見たら代表者はロシア人でした。)
圧倒されました。
おすすめされましたが、
会長のように、オカネと勇気、両方必要で
すね、
と本心からの感想を言えただけ。
新しもの好きを自称している私も残念なが
ら踏み出せませんでした。
アンチエイジング、気になっている人たち
は多いと思います。
自分の細胞だけでも効果があるようですか
ら、ご参考まで。
■まとめ
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まとめというか補足
新しもの好きで何でも試すその会長。
お話を伺っていて飽きることがなく、魅力
的です。
古くはテキサスで原油を掘るから、と誘っ
てくれたり、
最近ですと、ドバイの知り合いのやるホテ
ル投資に乗ってみるから、と来日した担当
者との打合せに呼んでくれました。
また、この仮想通貨は面白いですよ、と裏
話をしてくれたりも。
(〇〇の発表が出ることになっています、
と言うのが本当に報道で発表されて驚きま
した)
なかなか手を出せないものも多いのですが、
これからもどうぞよろしくお願いします。
■編集後記
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『アメリカの鏡・日本 完全版』という本
を読みました。
第二次大戦後、GHQの政策決定メンバー
となった女性が当時書いた古い本です。
たまたま本屋で見つけて買ったのですが、
最近文庫化されて書店の棚に戻ってきたと
ころだったようです。
公平に努め、アメリカ人にとって面白くな
いことも多く書かれているため、問題にな
り、そして無視されたといういわくつき。
たとえば、当時アメリカでは、日本人は有
史以来残忍で、世界征服を目指す好戦的で
無敗の民族である、だから叩きのめさなけ
ればならない、とさかんに喧伝されていた
とのこと。
それについてこの本では、
「「二千六百年の間」「世界征服」を目指
してきた「世界で最も残忍な侵略者」が、
かつて「一度も敗れたことがない」のに、
パールハーバーの時点で、わずかに先祖伝
来の小さな列島と、周辺の小さな島々と朝
鮮半島から成る小国にすぎなかった、など
という話があるだろうか。」と疑問を呈し
ています。
そしてこの本には、欧米の帝国主義を学ん
だ、ある意味優秀な生徒だった日本が描か
れています。
かつて資源も耕作適地も少なくて貧乏な日
本人がつつましくやっていた。
欧米の圧力で開国、
その後ルールを学び、真似をした。
当初は先生達に認められ、時にうまく使わ
れたが、その利権を脅かしそうになったの
で制裁を受けた。
(=戦争でコテンパンにやられた)
そして米国の占領下に入って、再び国を閉
じることになった。
公正に書いてくれている感じはします。
ですが、、、
ソ連の介入を心配して沖縄戦を急いだり原
爆を落としたが、
こんな貧乏人をここまで打ちのめす必要は
あったのか。
貧乏だからここまでしなくたってどうせ負
けていたのに。
貧乏人が金持ちの真似をこじんまりとやっ
ただけで、彼らは、ある意味、制裁を与え
ようとしている私達(アメリカ人)が鏡に
映っているだけだ、と。
もっと丁寧な言葉で書かれてはいるのです
が、要は貧乏、貧乏と言われ続けていて、
本当なだけに、なんとも言えない情けない
感じがしました。
ただ、これを読み終わって月並みながら感
じたことは、外国と仲良くしなければ、日
本はごくわずかな時間も立ち行かない国な
のだな、ということでした。
近所の国から納得いかないことを言われ続
けて憤慨することもありますが、多くの国
々と仲良くしていかないといけません。
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メールマガジン「成功の研究」
☆発行責任者:中村健一郎
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