（メルマガ）無知のコスト
- レポート
- 2021.01.15
勉強しない。
テレビやネットで好きなものだけ見る。
ありがちで、オカネもかからないライフス
タイルのように見えます。
（ここで勉強とは、学校の勉強に限らず、
社会に出てから自ら行う、読書、セミナー
や教室での受講、情報収集、資格取得、仕
事がらみの知識の深掘り、すべてを広く含
む概念です。）
でも別の側面から見たらものすごい高コス
ト。
自分ができたであろうこと、将来できるで
あろうこと、を自らドブに捨て続けている
からです。
・できたであろうこと、
・就いていたであろう仕事、ポジション
・得ていたであろう年収
・培ったであろう人間関係
を捨て
・しなくても良い苦労
・避けられたであろう失敗
を次々と受け入れていくわけです。
宇宙飛行士の野口聡－さんが、訓練につい
てこんなことを書いていました。
『宇宙に行くことは地球を知ること 「宇宙
新時代」を生きる』 (光文社新書)
宇宙に行くには訓練が大変そう。
やらないで行けないの？
という疑問をよく受けるようなのですが、
それに対しての答えがこれ。
「結局、「訓練とは権利」なんです。
宇宙飛行は訓練が大変というイメージがあ
るかもしれませんが、訓練を減らすやり方
はいろいろあります。
ただ、自分ができることが減っていくだけ
です。
ISSで水を一滴も飲むつもりがないなら、IS
Sの調理台の使い方を訓練する必要はないし、
寝室を使わずに廊下で寝るだけでいいなら、
個室の使い方をマスターする必要もありま
せん。
極論をいえば、助かりたくないなら訓練ゼ
ロで宇宙に行くことも可能だと思います。
」
なるほど。
宇宙で何もせず（食事も排泄もせず）存在
しているだけなら訓練は不要のようです。
でも訓練をすれば色々なことができるよう
になる。
だから、訓練は義務ではなく権利である。
ちなみにその野口さん。
昨年１１月、あのイーロンマスクのスペー
スＸ社が開発・運用する宇宙船クルードラ
ゴンに乗り込んで打ち上げられ、現在、国
際宇宙ステーション(ISS）に到着・滞在中
です。
洗練された白の宇宙服。
出発前の地上移動はガルウィングのテスラ。
ちょっと前にはスペースＸは実験で爆発事
故を起こしていましたが、既に有人飛行で
運用中なんですね。
イーロンマスク恐るべし。
野口さんのツイッターも宇宙からの写真が
日々ＵＰされていて素敵です。
https://twitter.com/Astro_Soichi?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
14日は宇宙ステーションの中で散髪してい
ましたが、
12日は宇宙から見るオーロラに降り注ぐ星
11日は札幌の夜景
を発信していました。
野口さんも膨大な訓練や勉強の延長上に今
があるのでしょう。
大人になったら避けてしまいがちですが、
勉強は権利。
意識して勉強をし、自分のできることを拡
げていきましょう。
何もしないことは、タダで安上りなのでは
なく、膨大なコストを負担し続けているの
と同じですから。
私も他人事ではないので日々勉強します。
■まとめ
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勉強しない日々を送ることはものすごい高
コスト
■編集後記
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中１の息子と小４の娘にメルカリを教えた
ところ、年末年始の祖父母の家で次々に現
金化し始めました。
祖父母も、捨てるのは嫌だけど誰かに使っ
てもらえるのなら、と協力的。
孫たちは業者のように写真を撮って商品情
報を登録していきました。
ただ、モノの価値というのは難しい。
古いフィルム式カメラ
おじいちゃんは、以前もっと高く買いたい
という人がいたんだよ、と言うのですが、
似たものを検索して2,500円で出品。
直後に買い手がつきました。
すぐ売れたね、とお茶の間で話題にしてい
たら、別の商品を買ってくれた人からの取
引メッセージが。
「おせっかいながら、先ほど出されていた
カメラ。
レンズだけで２万円以上するものですよ。
」
！！
見かねて教えてくれたようです。
型番とかそれ以前に、レンズのボディに刻
まれた数字を見るだけで、その性能がだい
たい分かるとのこと。
（クルマであれば、250km/hまでスピードメ
ーターがある！、という感じらしく）
ここでも無知のコストが高いことを学びま
した。