第187回 分かっている未来
- レポート
- 2021.01.31
お客様とお話をしました。
こんな時期だからこそ優秀な人をいつも以
上に採ってやる、と力を込めていました。
冷静に考えれば、極めて正しい判断だと思
います。
昨年の今(1月末)は超売り手市場が継続
していて、これからもそれがずっと続くよ
うに皆が思っていました。
会社も学生も就職情報サイトも皆がです。
そこにコロナ。
飲食業界や航空業界、イベント業界はやむ
を得ないでしょう。
でも直撃を受けていない業界までもが、な
んとなく心配だから採用を絞っているのが
現状だと思います。
私自身、少し半身のところがありますから
理解できます。
でも歴史的に見て明らかなのは、
「コロナは必ず収束する。」
ということです。
ペストもスペイン風邪も、今、流行ってい
ませんね。
ペストは、『ペスト』(カミュ著)を読み
ましたがそれこそ悲惨です。
最初はネズミがまとまって死んでいるのが
発見される。
その後、死ぬ人がチラホラ出てきて、さら
には元気だった周囲の友人までもが次々死
んでいきます。
しかし、ある時そのペースが落ちてきて、
最後には日常が戻ってきます。
スペイン風邪は、新聞にも紹介されていた
『マスク』(菊池寛著)を読みました。
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/kikuti.files/mask.pdf
流行っている最中はせっせと皆でマスクを
する。
収まる。
外す。
著者もそう。
そんな快晴の日の野球場で、マスク姿の青
年を見た著者は敵意すら覚えます。
コロナも同じように終わります。
今甘く見て大丈夫だ、と言っているのでは
ありません。
必ず終わるのです。
その時、自分は後悔しないように気を付け
なければなりませんね。
こうなるのは分かっていた。
なのに、
・気分で採用を絞っていた。
・投資を抑えていた。
・現状が続くような気がしていた。
だから何もしなかった
とならないように。
そう考えると、
感染者数の確認は専門家に任せて今から何
をしましょうか。
私?
採用ですかね。
2022卒採用は、昨年同様、会社説明会は動
画配信、一次面接はWEB面接になりそう
ですが。
■まとめ
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分かっている未来に目を向けよう。
■編集後記
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先日一人でランチタイムに出ました。
いつものハンバーグ屋さん。
ガラス戸に「2月7日まで休みます」
しかたがないな、と一人食べのコーナーが
ある焼肉屋さんへ。
ここは電気もついていて従業員さんもいる
感じ。
でも入り口脇に何かのフレームやらが積み
上がっています。
中に入りました。
何か違和感が。
すると、従業員さんが来て
「すみません。お店閉めることになりまし
た。」
片づけ中だったようです。
急にランチ難民になったので、やむを得ず
吉野家へ。
相変わらずうまいから個人的にはまぁそれ
でも良いのですが、飲食店が周りからどん
どん消えていきます。