第204回 人格者

  • レポート
  • 2022.06.30


お客様二人との食事でのこと。
お二人が、半月ほど前に行ったゴルフ場の
話をされていました。

そこのレストランで、注文した料理を取り
分けてくれないか、と頼んだら「できませ
ん」と言われたとのこと。

あぁそうですか、と言ったものの
でもなんでだろうね。
おかしいでしょ。
普通そのくらいできますよね、と盛り上が
りました。

私も、まことにその通り、と相槌。

その話を皆で広げているうちにお一人がふ
と、
「でも、こんなたいしたことない話で怒っ
てちゃだめですね。
年寄りになると気が短くなるというけど気
をつけないと。」
とおっしゃいました。

それを聞いて私も我に返りました。

そうだ、そんなのたいしたことないじゃな
いか。
自分も気をつけよう。

店先で、高齢男性が周囲が引くほど怒って
いたりしますね。
「馬鹿にしているのか」とかなんとか。

どんな目に遭ったのかは知りませんが、そ
の時点でアウト。
自分のレベルがいかに低いかを喧伝してい
ます。

人格者は決してやらないことでしょう。

私自身、そうはありたくない。
昔からそれは思っていました。

かつて私がサラリーマンをやっていたとき
の社長。
優秀だし、人間的魅力がありました。

ゴルフ、テニス、ボーリングといったスポ
ーツも得意。
麻雀をやらせると社員が呆然とするほど強
い。

さらに、私のような生意気な人間を働かせ
る度量もお持ちでした。
(ただ、この点は今になって思えることで、
当時は働いてやっているくらいの不遜な気
持ちでいました。
大変申し訳ないことです。)

ただ、その社長の唯一の残念な点は怒りっ
ぽいところ。

あるときオフィスのプリンタが壊れてしま
った。
それを本気で周囲を怒鳴り散らして怒るわ
けです。
コンサル会社がドキュメントを出せないな
ど無価値だ!
とかなんとか。

言っていることは分かるのですが、本当に
がっかりしました。
この程度か、と。

仕方がないじゃないか。
誰かが壊したわけではなく、壊れてしまっ
たのだから。

今考えれてみても、社長がヒトもカネも握
っているのだから、そうならない体制がと
れたはず。
要は自分のせいじゃないか。
・・・なんて、当時はそこまで思いません
でしたし、言えませんでしたが。

年を取って丸くなる。
そういう人ももちろんいるでしょうが、
逆に周囲への要求水準を上げて怒鳴ったり、
ねちねちずっと文句を言うようになる人も
います。

自分はそうならないぞ。

職場でも家庭でもできていると思っている
のですが、冒頭のようにハッとすることも
ありますからまだまだなのでしょう。

些事に惑わされず、引き続き人格者になる
べく精進します。
皆さんもぜひ。


ちなみに今、「しょうじん」を変換したら
「小人」と出ました。

論語とかでよく出てきますね。
そうです。
「小人」ではなく「君子」を目指しましょ
う。

■まとめ
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些事に惑わされず、引き続き人格者になる
べく精進します。
皆さんもぜひ。


■編集後記
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一口馬主の続報です。

予定通り6/19(日)阪神競馬場第5レー
スの新馬戦に出走しました。

阪神ダート1200m
このコースは、ダート×短い×長い下り坂
で始まる。
なので先頭に立った馬がそのまま逃げ切る
ことが多いと聞いていました。
出遅れると挽回できない、とも。

なのに我がエクロジャイトといったら、、、

14頭立てのところ、
第3コーナーで13位
最終第4コーナーで他の1頭と一緒に12

これじゃあダメだ。
あきらめながら見ていました。

が。

!!

そこから突然、将来に期待を抱かせるすご
い走りを見せました!
えらいぞ!
だったら最初からやれ!
でも、ありがとう!

https://youtu.be/esqldKho3z4
↑6/19阪神5R(1:36)
 エクロジャイト、デビュー戦
 (ゼッケン8番)