第217回 値上げ
- レポート
- 2023.07.31
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お客様との話題に最近多いものとして、自
社商品・サービスの値上げが出てくること
が増えてきました。
仕入が上がった、
電気代が上がった、
家賃が上がった、
人件費が上がった、もしくは上げないと採
用ができない、引き抜きに対抗できない、
様々な理由からです。
伺っていると、どの業界でも比較的概ね好
意的に受け入れられているようです。
おかげで高めに募集ができて良い人が採用
できた、と好循環につながっているとのお
話もありました。
テレビで見るニュース等では、価格転嫁が
難しくて困っている中小企業ばかり登場す
るのですが、実態は必ずしもそのようなと
ころばかりではないようです。
ただ、値上げがうまくいっている、という
お客様が「どうかと思う」とおっしゃって
いたことがありました。
ある商品について、仕入がかなり上がった
のでお客様に価格転嫁をお願いした。
ごく一部のお客様を除いてすべて受け入れ
てもらえた。
ではそのごく一部の受け入れてくれなかっ
たお客様はどこか。
全部官公庁だったそうです。
今は困る、今まで通りでお願いしますと言
われてしまったとのこと。
予算で動いているから、というのは分かる
けど、国を挙げて民間に賃上げをお願いし
ている立場ではなかったのか、とおっしゃ
っていました。
翻って私達の事務所はどうか。
今年は創業以来といって良いくらいの規模
で一斉にお願いしており、やはり概ねすん
なりと受け入れていただいています。
うちでは、お客様へのご請求額の一定割合
が担当者の給与・賞与にそのまま反映され
る仕組みになっているので、
値上げ=そのまま賃上げ。
つまり、お客様に直接賃上げをお願いして
いるという構図にもなっています。
とはいえ、わずかな値上げであればお願い
もしやすいのですが、
10年、20年の単位の昔からお任せいた
だいている、私が直接ご契約いただいた古
いお客様には頭を悩まします。
当時の低い金額のままになっていて、その
中にはかなり大きくなられた会社もあり、
新しい料金体系を適用するとどうしても値
上げ額が大きくなってしまう。
どのタイミングでどのようにお願いしよう
か、と考えてしまうからです。
とはいえそのままにもできません。
先ほどの
>お客様へのご請求額の一定割合が担当者
>の給料にそのまま反映される
ですから、
・所長案件でなんか気を遣う。
・なのに契約額は昔のまま安いので実入り
が少ない。
と担当者に思われている現状はなんとも調
子が悪いからです。
給料もそうだけど、
今年は事務所家賃も上がった
毎年の税制改正等で手間やリスクがどんど
ん増えている
そのための保険料もUPしてるしなぁ
とか考えつつ
だいたいの場合、
事前にクヨクヨ考える。
→機会をとらえて切り出す
→さらっと受け入れていただく
→ほっとする。
という流れをたどります。
自社サービスの維持のためにも、中長期的
には避けては通れない話であることはたし
か。
ただ、私が事務所経営をしてきた期間はず
っとデフレで、値上げをお願いする経験は
ほとんどなかったのでまだまだ手探りの部
分もあります。
これからお願いする先もありますので、な
んとかご理解いただくように努めていきた
いと思います。
以上、今後のビジネスでは自社商品・サー
ビスの値上げにどう取り組むかがきわめて
重要ではないかと考えるこの頃です、とい
うお話でした。
■まとめ
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今後のビジネスでは自社商品・サービスの
値上げにどう取り組むかがきわめて重要で
はないか。
■編集後記
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定期的にご報告している、わがエクロジャ
イト。
(私は40人いる一口馬主の一人にすぎませ
んが)
https://www.jra.go.jp/JRADB/accessU.html?CNAME=pw01dud002020103295/BC
8月6日(日)レパードステークス(GⅢ)に
出走します!
GⅢは重賞で、同日の新潟競馬場のメインレ
ース(15:45出走)。
15時からのテレビの競馬番組(フジテレビ
「みんなのKEIBA」など)でも取り上げられ、
出演者たちが予想したりレースを見守った
りの対象となると思います。
皆さんもテレビでの応援お願いします。
私は家族と一緒に現地新潟に応援に行って
きます!
(翌日は佐渡島にわたり、金山ツアーやト
キセンターに行ったりして、今回は夏の家
族旅行だったのだなと認識させる作戦)