（メルマガ）インボイス開始
- レポート
- 2023.10.15
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10月からインボイス制度がとうとう開始し
ました。
静かな滑り出しなのかもしれません。
とはいえ、会計事務所である私たちには早
速この件で検討事項が発生しました。
数値をシンプルにしてご紹介します。
【今回のテーマ】
会社設立前に個人で契約した事務所につい
て
【状況】
独立を決心し、事務所を借りたお客様Ａさ
ん。
大家さんＣ社とは早々に個人で契約しまし
た。
家賃は10万円＋消費税1万円です。
Ａさんはその後、会社でやろうと考えてＢ
社を設立。
Ｂ社は設立時点から課税事業者です。
なお、ＡさんとＣ社とは当初の賃貸契約の
際「Ａさんが設立予定の会社に契約変更す
る」等の約束はしていませんでした。
そのためＡさんはＣ社より
「借り手をＢ社に変えるには10万円かかり
ます。２年後の更新時ならタダで良いです
けど。」
と言われてしまいました。
【これまでなら】
更新までの２年間、じゃあＡさんからＢ社
に転貸しましょう、とすることが多かった
と思います。
Ｃ社からＡさんに請求が来ますが、Ａさん
はそのままＢ社に請求すれば良いためです。
【インボイス開始後の問題】
上記対応をすると、Ｂ社がＡさんからもら
う請求書はインボイスではないという問題
が発生します。
この場合、Ｂ社は消費税の観点で不利にな
ってしまいます。
＝消費税部分をＢ社がかぶることになる
【金額関係の整理】
家賃：10万円＋税1万円
今Ｂ社へ契約変更するための手数料10万円
２年後の更新時には無料で変更できる。
【問い】
ＡさんはＣ社に10万円を払ってでも、Ｂ社
を借り手とする契約変更をすべきでしょう
か。
それとも、次の更新までＡさんが個人で借
りてＢ社に転貸すべきでしょうか
【答え】
単純に考えると、
インボイスがもらえない家賃の消費税１万
円×２４カ月＝２４万。
２４万をＢ社がかぶるので、手数料１０万
を払って今すぐ契約変更してもらった方が
良い、となります。
しかし、インボイス制度には当初の３年間
は、要件を満たさなくても消費税額の80％
を控除できるという経過措置があります。
よって、実際のＢ社の負担は
家賃の消費税１万円
×２０％×２４カ月＝４.８万。
変更にかかる手数料１０万円よりも安いの
で、次の更新までは契約変更せずに転貸に
した方が良さそうです。
以上、決して難しい話ではないのですが、
インボイス導入によって、これまでしなく
て良かったこのような検討をすることにな
りました、というご報告です。
今後もあれこれ出てくると思いますが都度
対応していきます。
■まとめ
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インボイス制度開始により、さっそく検討
する事案が出ました。
■編集後記
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前回の編集後記、私の子供時代のエピソー
ドに想定を超える大きな反響がありました。
当初、「自分もやってました」的な声もあ
るのかと思ったのですが、
・やばい
・度を越している
・引いた
・本文でイメージが大事と言いながら整合
しているのか？
等々の声。
まぁそうですよね。
さて、不定期にお伝えしている一口馬主関
係の次走情報です。
エクロジャイト（3歳、牡）
10/22（日）東京11Rブラジルカップ（L）
東京のメインレースです。
ただ、同日の京都メインが菊花賞（G1）な
ので、そちらに注目が集まるとは思います
が。
今回から４歳以上の先輩達と走ります。
府中ですし応援に行こうと思いますがどう
かな。