第61回 ものの見かた
- レポート
- 2010.07.26
同じものを見ても、人によって受ける印象がまったく違うことがあります。
実際これについて面白いことがありました。
先日税務調査に立ち会ったときのことです。
(今回は東京局の税務署の調査で、社長の手腕によって業績のかなり良い会社さんに対してでした。)
初日の午前中は調査官から社長へのヒアリングであることが多いのですが、流れから雑談になるようなことがあります。
その際、色々な業界の話になって、タクシーの運転手さんの話になりました。
タクシーの運転手の仕事。
皆さんはどう思われますか?
社長は、
色々な人に会える。
ぎりぎりのカネで乗ってくる人、
羽振りのいい人、
後ろでいやらしいことをしてしまうカップル、
時には芸能人に会えるかもしれない、
などと楽しそうに話をされています。
一方、調査官。
酔っ払いにからまれたら嫌だ。
強盗にあったら恐い。
アメリカみたいに運転席と乗客との間にしっかりと仕切りを入れないと。。。
などと言っています。
2人とも同じタクシーの運転手の仕事の話をしているのにまったく正反対の印象を持っているわけです。
ものには良い面も悪い面もあります。
社長が成功者で調査官がそうじゃないと言っているわけではないのですが、成功するにはものをポジティブに見ていくのが良いようです。
本などで紹介される成功術の中に、日常生活の中で、どんなつまらないことでも良いので良かったことを見つけ、それを発表し合う方法があります。
これは、ものの良い面を見るよう習慣づける訓練なのですが、皆さんも他人に発表しないまでも、そうした積極的な努力をされると良いと思います。
同じ日常生活も楽しいものになり、仕事も家庭生活も、より充実したものになることでしょう。
*************************** まとめ ********************************
ものの良い面を見るように心がける。
***************************あとがき**********************************
熱狂とともに終わったサッカーW杯。
経済効果○億円、といった話が言われていて、さぞかし皆潤ったかと思いきや、
「やっと終わってくれた」と話している業界もありました。
バーや居酒屋などの飲食業をされている社長さんたちです。
複数の社長から別々に聞いたので実際そうだったのでしょう。
今回は放送時間の関係からか、帰って家でTVを、、、という人が多かったらしく、あの期間はガラガラだったと嘆いていました。
何か意外な感じがしますが、やはりものごとには色々な面がありますね