第76回 良い本の探し方

  • レポート
  • 2011.10.27

本を読むことは良いらしい。

以前書いたことがあります。
https://www.ascinc.co.jp/report/309/

 

実際そうだと思いますが、何を読むかはさらに重要ですね。

幼いとき、若いときに文字に触れる、世間を知る、という目的であれば手当たり次第に濫読するのも貴重な経験です。
しかし、社会に出てからは、朝から本を読んでいたら気づいたら夕方だった、といったぜいたくな時間を持てる人は少ないでしょうから、読む本は選びたいものです。

では、良い本の探しかたは?

ちなみに私は次のようなものを参考にしています。

1.人からの紹介
いわゆる口コミですね。
この本良かったですよ。
もしくは、読んだのであげますよというような。
尊敬に足る人はそれなりの本を読んでいますから、身近にいたらおすすめを聞いてみるのもよいかもしれません。

2.読んでいる本から
たとえば、仕事術、勉強術の本などを読むとたいがい読んでいた方が良い本が紹介されています。
また、経営者が書く本でも、自分が影響を受けた本が書かれていたりしますからそれも参考になります。
経営者に限らず、自分が近づきたいな、と思う人が本を出していれば、その観点から読んでみるのも良いかもしれません。
きっと良い本が見つかります。

3.メルマガ
1、2はたしかに貴重なのですが、実際は結構これが参考になります。
私も下記のメルマガに登録していますが、
無料ですし、毎日(!)鮮度の高い書評が送られてきます。
主宰者の方は本当に毎日読んで書かれているようですからびっくりですね。
もちろんそれを受けて実際に本を手に取るのが良いのですが、メルマガに書かれているエッセンスを読むだけでも十分に価値があります。、

毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン
http://www.mag2.com/m/0000135008.html

1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで
http://www.mag2.com/m/0000094236.html

本は、一流の人が、さらには今この世にない人までもが、知識や考え方を教えてくれ、ときにはやる気をあたえてくれるわけですから、継続的に読むべき本情報が供給される情報源を持つことをお勧めします。

*********************** まとめ *****************************
良い本の紹介が受けられる継続的な情報源を持とう。
そして、読もう!

*********************** あとがき ***************************
今回は自分がいかに紹介を受けるかという観点で書きましたが、では自分なら何を紹介するか?
この視点で自分の本棚を見てみると良いかもしれません。

たとえば、自分の子供に何を薦めるか。
親の影響は少なくないです。

私は、子供の頃から日本大好きの父が薦めてくる本のおかげで、今は日本大好きおじさんになっていて、当然そこに住む日本人も大好きです。
司馬遼太郎の本や、プロジェクトX的な本(日本の技術者はすごいぞ!といった類の本)など、山ほど読みましたので。

なお、このような視点で本棚を見直した結果、くだらないな、と思う本はどんどん処分した方が良いと思います。
物理的スペースと、仮に無意識であっても視野に入って脳に影響を与える精神的スペース双方がムダですから。

本に限りませんが、同じスペースであればホンモノで埋めていくべきだと思います。(埋まらないのであればスペースのままが良い)