第82回 借金と利益率
- レポート
- 2012.04.28
借金をどう捉えるか。
経済的成功を大きく左右します。
もちろん、手持ち資金か自分の寿命、
いずれかが潤沢にあれば借金は必要ありません。
しかし、普通の人は、(「普通」である以上、)手持ち資金も寿命も人並みです。
その場合、借金を前向きに捉える必要があります。
たとえば
年の利益率10%、自己資金200なら
→リターンは20
→自己資金の投資利益率
=20÷200=10%
これに借入800(年利3%)を加えて1,000にしたら
→リターンは100-800×3%=76
→自己資金の投資利益率
=76÷200=38%
つまり自己資金200でも、得られるリターンが大きく違います。
この少ない力で大きな力を得ることを称して、よくレバレッジをかける(てこの効果を利用する)と言いますがまさにその通り。
これは
投資案件の利回り>調達金利
である限り通じる話です。
そして、これは必ずしも商売人だけの話ではありません。
特に住宅ローンを借りている。
それも、せっせと繰り上げ返済をしている、という方。
もしかしたら考え直した方が良いかもしれません。
今の調達金利は何%ですか?
もし変動で2%前後であれば、まずは借換をすべきです。
(少し面倒くさいですが、百万単位の節約になることもざらですから借換の効果は絶大です。)
すでに1%前後であればそのままにしましょう。
そして、繰上げ返済をする余裕があれば、投資案件を探しましょう。
なぜなら、1%で借りているものを返す、ということは、かなりのチャンスを自分で捨てていることに等しいからです。
簡単に買える中古のワンルームマンションでも、5%以下のものは見つける方が難しく、投資案件の利回り>調達金利をキープすることが可能です。
借金、利益率、レバレッジ、などと聞いていると他人事のように感じるかもしれませんが、結構関係のある話だったりします。
有限の寿命の中でキャッシュを得るスピードを考慮するなら、こうした話も真剣に考えてみると良いと思います。
(補足)
浮いたオカネで消費財を買ってしまうような方は、上記のようなことを考えずにさっさと繰り上げ返済をしましょう。
いくら調達金利が低くても
投資案件の利回り>調達金利
が実現できないからです。
また、リスクが極端に嫌いという方もそうしてください。
どんな投資にもリスクがあります。
*********************** まとめ *****************************
借金と投資利益率の関係に注目しよう。
*********************** あとがき ***************************
1.上記に出てくるような投資用の不動産物件がほしい、という場合、
私共のお客様で対応してくれます。よろしければ御連絡ください。
(変な物件を紹介されたり、しつこく売り込まれたりしませんから安心です。)
2.石原さんが尖閣で募る寄付、概ね好評のようですね。
私も良いと思います。
東京都へは、国または地方公共団体への寄付ですから、法人・個人とも(日本赤十字などの特定公益増進法人以上に)税制上優遇されていますし。
3.1.とは別のお客様からのお知らせです。
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