第95回 人生の王道

  • レポート
  • 2013.05.31

『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』

先日、京セラの稲森会長の著書を読みました。

鹿児島に生まれ育った、要は薩摩出身の著者が描く西郷像とそれに向かって自らを律していく様はストイックとすら言えます。

だからこそ、今の京セラやKDDIがあって、日航の再建があり、現代の経営の神様と言われる著者がいるのだと思います。

西郷隆盛の実像には諸説あり、実際の西郷さんがここまで無私を貫いた神のような人だったかはわかりません。

ただ、稲森会長ご本人がそう信じ、そこに向かって自らを高める努力をしたということが大事であって、西郷さんがどんな人だったかは、もはや本質とは無関係なのかもしれないと思いました。

この中で、大学に招かれ、稲森さんと(当時絶頂だった)堀江さんとはどこがどう違うんだ、どう考えたら良いのか、という質問を受けたエピソードが書かれていました。

当時の学生としたら、稲森さんも成功しているし、対局の価値観を持っているように見える堀江さんも成功している、という事実に困惑したのでしょう。

現時点で考えれば、堀江さんは失敗したというよりもやりすぎた、ということで世の中の評価が決着していますが、プラスに評価すべき大胆さや挑戦する心などを多く持っていたのも事実です。

私を含め、多くの人は、稲森さんにも堀江さんにもなりきれないし、なる必要もありません。

ただ今回は、稲森さんのような価値観をもって堂々と生きて、必要なカネは後からついてくる、ついてこなかったらこなかったでかまわない、というような生き方は格好良いな、と思いました。
(ついてこなかったら困るな、などと思ってしまうので、なかなかマネできませんが。。。)

稲森さんの考えからズレることはかまわない。
ただ、そこからどの程度距離があるのか、人生を歩む際の座標のようなものがあれば、その基準にすると良いのでは、と思いました。

*********************** まとめ *****************************
『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』
読んで、人生の座標軸にすると良いのでは。

*********************** あとがき ***************************
先日スマホが壊れて修理に出しました。
あらゆるデータがクリアされたので、SuicaやEdyの再設定はもちろん、アプリもことごとく入れ直しに。
アドレス帳も真っ白なので、一時は親族も含めて誰にも電話できず、誰からかかってきているのかもわからない状態になりました。

そんな復旧過程の中、どうやら変なアイコンをクリックしたらしく、各方面に私と友達になってあげましょう的なメールがfacebookから飛んでいるようです。
(たぶんあれだな、という心当たりがあるので、残念ながら自分のせいです。)

ウィルスではないのでその点は問題ないのですが、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。