第125回 Airbnb

  • レポート
  • 2015.11.30

ご存知、話題の民泊(みんぱく)。
この最先端にAirbnb(エアービーアンドビー)があります。

これは、自分の部屋を掲載し、一方でその掲載された部屋に旅行者が予約して泊まるのをお手伝いするためのサイト。
https://www.airbnb.jp/

ユーザーは世界で何百万人もいるようで、日本でも、旅館業法のクリアがグレーと言われつつ、Visit Japanの流れに沿って、大変な勢いで浸透しています。

当初は自分の住む家の空き部屋だったり、場合によっては自分の住む部屋にあるベッドの1つを貸してルームシェアするイメージで出発したようです。

しかし、現在は、そのために物件を用意し、貸し出すことまで多く行われています。

私の周囲でも、結構利回りの良い投資ということで評判になり、実際にやり始める方達が出てきました。

このような新しいビジネスは、会計税務サービスを求める人が増える可能性も高い。

ということで、私共でもさっそく自分でやってみることにしましたので、簡単にここでご報告します。

10月下旬に始めてちょうど1か月ちょっと経過した最新情報です。

私共の場合、近隣のワンルームマンションを大家さんの転貸許可を得て借りるところから始めました。

お客様でもある不動産業者さんにお手伝いいただいたのでスムーズに行ったのですが、通常はこの転貸OK物件を見つけるのが難しい。

そのため、Airbnb支援会社が紹介する転貸許可物件を借りてスタートする方も多いようです。

Airbnb支援会社とは何か?
1.部屋のアレンジと紹介
最初のサイトでのお部屋紹介だけでなく、いついくらで予約を受けるかを日々料金設定をサイトに掲載
2.宿泊(希望)者との間でチャット形式でのやりとり。
主に英語で、
「いついつ空いているか。」
「この部屋の近くでお勧めの飲食店はどこか。」
「部屋の設備の使い方は?」
「ここから新宿に行くのだけれどどうしたら良いのか」
といったことをやり取りしていく。
3.鍵の受け渡し
4.清掃

これらの全部又は一部を代行してくれます。
そして、その周辺サービスの一つに、転貸許可物件を紹介してくれることもあります。

私共では、1.~4.のすべてを、賃貸収入の35%で代行してもらうことにしました。
35%は高い方です。
それでも当初からすべてをやっていただけて、こちらはオンライン上での宿泊者とのやり取りを見ているだけでOK。

ところで35%も払ってペイするのか?
今はするのです。

予想の年間利回りは85%!
(8.5%ではありません。85%です。)
初期投資額に対して85%が初年度で回収できるわけです。
実績もこれをなぞっている感じです。

いずれ参入者も増えてこの利回りは落ちていくことでしょう。
でも、現在は完全に人任せでもこうですから、自分で旅行者の相手をするのが楽しい、と言う方であれば100%以上も簡単に行くことになります。

なお、他人任せとは言え、その支援会社からのアドバイスや要請・連絡とそれへの対応が時折あります。
私共でもこんなことがありました。

サービス開始当初から、ポータブルWifiを貸し出すのが良いと言われて手配をしました。

すると、当初手配したSoftbankのPocketWifiでは使い物になりませんでした。

広告には何も書いていませんが、月に7GB使用すると急激に遅くなります。

私共の物件でも、アルゼンチンから来られた女性がすごい勢いで使われたので、月の初めで早々に上限に達し、あとは1GB当たり千円で買い足していくことになりました。

Wimaxは広告で、3日間で3GB行くと、その間は遅くなります、と注意書きがありましたから、これを避けてまでSoftbankで契約したのですが、結局はWimaxのギガホーダイがベストのようです。
(4千円台で月に30GBまで使えることになりますから。)

ということで、やむを得ず早々にWimaxを手配し、Softbankと入れ替えました。

こんな感じで進めていますが、12月は特に繁忙期のようで、年末年始を含め、今から多くの予約が入っています。

なお、これは東京に限ったことではなく、日本全国で旅館やホテルが不足していることも分かる通り、どこでもニーズがあるようです。

ビジネスホテルの値上がりはすごいですよね。
皆さんも出張でホテルが取れない、取れてもやけに高い、という現象を経験されているかもしれません。

先週は、旅行関係の方のお話で、中国人観光客のために、4万円出すからどこでも良い、と言われて、なんとか東横インを押さえたという話まで聞きました。

いかがでしょうか。
ニュースで聞く民泊も、かなり身近に感じられたかもしれません。
今なら投資として参入するのも面白いかもしれません。

そうでなく、海外の旅行者とのやり取りを求めてやるのも十分ありのようです。

実際、居酒屋に一緒に行って楽しんでいる方もいらっしゃるようですし、旅行者の方もそれを喜ばれているようです。
たしかに、旅先で地元の人が行くお店に行けたらうれしいですよね。

法律的な規制も気になりますが、皆さんも研究されたらいかがでしょうか。

*********************** まとめ *****************************

Airbnb
研究価値あります。

*********************** あとがき ***************************

本文の中で、SoftbankのPocketWifiの解約の話を書きました。
実は先日の土曜日に行ってきました。
2年縛りを翌月解約したので、本体代金やら解約手数料やら込みで、なんと約6万円を支出するはめになりました。

私としても言い分はあります。
広告には使い放題と見せていながら上限は何も書いていなかった。
(実際、後でよく見直しましたが本当に書いてありませんでした)

ライバル会社が大きく書いてあるのだから、制限があるなら書いてあると思ったのです。
でも、今はSoftbank相手に油断していた自分がいけなかった、と反省しております。
彼らがこの程度の手は使うと用心すべきだったのでしょう。
用心して聞けば、ちゃんと答えたでしょうから。

日々勉強です。