第145回 カンサって
- レポート
- 2017.07.31
「上のお子さんは小学何年生でしたっけ?」
少し前に連絡がありました。
何回か前に、公認会計士の補修所仲間と飲み会をしたときの話を書きましたが、その時の1人から。
改めて補修所仲間とは、会計士合格者は、翌年1年間「実務補修所」というところに集められ、同期と一緒に週3で勉強するのですが、その時同じ班だった人達のことです。
その中の唯一の女性である彼女は、最近、公認会計士協会の仕事も少し手伝っているとのこと。
「小4ですが。」
それはよかった、と紹介されたのが、冒頭のテーマで、夏休みに小学校高学年用に会計士協会が用意する企画です。
「カンサってなぁに?公認会計士のお仕事体験」
というものでその趣旨は次のようになっています。
「PTAでも、地域団体でも、必ず「監査」という言葉を見かけますが、 どんなことをやっているか、知っていますか?
実は、私たちが生きていくうえで欠かせない「お金」に関する、とても大事な役割を果たしています。
今回は、「監査」のプロである公認会計士と一緒に、「監査」のお仕事を子どもたちに体験してもらいます!
株式会社の仕組みや、会社が株主に活動内容を報告する義務があること、 報告の際に公認会計士が監査する理由を学びます。簡単な3つの会計ルールを使って、ワタアメ会社を監査してみましょう!」
はたして、小学生相手にどこまで効果があるかわかりませんが、伝えたい、という気持ちが伝わってきます。
次世代を発掘して、育てていきたい、という強い意思も。
冒頭の彼女は、そこで講師をやるのだとか。
実際、監査が何かを知っている人は結構少ないように思います。
上記で「PTAでも、、、」とありますが、実際私もまさにPTAの会計を監査すべくカンジをやっています。
ただ、多くのお父さんお母さん達にとって、飲み会ではないだろうけど、何かの幹事でもやっているのかな、程度のご認識しかないようです。
(実際は「監事」です。)
ということで、今回私は、特に子供を会計士にしたいと思っているわけではないのですが、上の子を連れて参加してきます。
中学生版もあるようですから、これをご覧の方も、今年の夏が無理でもお子さんと参加してみたらいかがでしょう。
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/jicpa_pr/activites/info/hello-schedule.html
キッザニアに行くのも良いですが、各業界が次世代を作り出すための試みに参加してみるのも良いと思います。
これを書きながら改めて思ったことは、自分が食えるようになった後は、次世代を育てることを考えるべきなのだな、ということでした。
*************************** まとめ ********************************
自分が食えるようになった後は、次世代を育てることを考えるべき
***************************あとがき**********************************
次世代を育てる、その前に発掘する、という点においては、最近少しごたごたしていますが自衛隊も同じ。
そろそろ年に1回の陸上自衛隊、富士総合火力演習の時期です。
http://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/fire_power_29.html
昨年行って見せてもらいましたが、ものすごい迫力でした。
向こうの山に戦車が砲撃すると、かなり後方で見ている自分には音ではなく、衝撃波のようなものが届きます。
胸と腹にどしんと。
このチケットは4人セット券なのですが二種類あって、そのうちの多くを占めている(らしい)のが「青少年券」というもの。
4人のうち最低1人は青少年(29歳以下)でないと使えません。
なぜこの青少年券があるのか。
それは、こうした演習を、納税者である私のようなじじいに見せるのも目的の一つではありますが、それだけでは将来のためにならない。
青少年に見せて、将来の自衛官を発掘したいわけです。
良い考え方だと思います。
ということで昨年の私も、特に子供を自衛官にしたいと思っているわけではないのですが、青少年である上の子(1年前なので小3)を連れて参加しました。