第157回 10億≒2百億≒4千億?
- レポート
- 2018.07.31
久しぶりにゴルフをご一緒したお客様の話です。
7月中旬だったのに、
「今日は今月13ラウンド目です。」とのことでした。
聞いてみると、先月から今月にかけて、金持ち同士でイギリスやオーストラリアでゴルフ合宿をしてきたとのこと。
たまたま今回は、その合宿仲間の方が私達の後ろの組だったのでご挨拶しましたが、その方の保有資産は2百億!。
他の合宿仲間には、ある国の金持ちランキングで10位以内の方もいて、その方の保有資産は日本円換算で4千億!とのことでした。
(たしかに今ネットで検索しても同じようなことが出ています)
1回あたり1週間ちょっとかけてゴルフ三昧だそうです。
世界ゴルフコース百選のようなものがあるらしく、毎年多少の入れ替わりがあるとのことですが、それをクリアするために頑張っているとのこと。
壮大ではあるのですが、国内で百名山を登るとか、お遍路さんで四国の八十八の寺を巡るとか、の延長上にあるのでしょう。
ただ伺っていると、どうやら(5億では微妙ですが)10億以上になると、プライベートジェットがあるとかないとかの違いはあっても、やることにあまり変わりがないような気がしました。
それよりも、お客様は流暢に英語を話しますし、2百億の方は5か国語を話すとのことで、むしろそちらの方が価値があるようです。
同じことをしようと思っても、名門ゴルフ場はネットで取れないところの方が多いので、メンバーである現地の友人に紹介してもらう、一緒に回ってもらう、ということが必要になりますから。
つまり、単にカネを持っているだけでは同じことができないのです。
それを週間の単位で、ゴルフですから4人でやるわけですが、聞いているうちに、10億も2百億も4千億もあまり変わらないんだな、一定レベルを超えると、追加で10億稼ぐより英語や他の言語をマスターして友達を作った方が楽しそうだ、と思い至りました。
(ただし、これは私が外から見ているからで、もちろん当事者になってみれば、それぞれ歴然とした違いはあるのだと思います。)
日本では、外国語(特に英語)を話せるように、と一生懸命、子供の教育を含めてやり始めていますが、基本的には正しい方向なのだと思います。
*************************** まとめ ********************************
追加で10億稼ぐより、英語や他の言語で世界の友人と交流した方が楽しそう。
***************************あとがき*********************************
本稿のついでに書くと、ある日の休日、JRのみどりの窓口にいたら、初老の日本人と思われる男性がポルトガル語か何かで外国人夫婦と駅係員の方とをつないで京都への切符を手配していました。
実はポルトガル語かどうかも分からなかったのですが、要は英語ではないので、時刻が入っているはずの会話なのに、それすらもわかりませんでした。
普通のおじさんでしたが、なんとも格好良く見えました。