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～成功の研究～
知って得する起業とビジネスのヒント

────────────────第13号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の（株）ＡＳＣ・中村会
計のＨＰのＡＳＣレポート
（https://www.ascinc.co.jp/report/）と
の関係は次の通りです。
１）月末：ASCレポートの一部要約版
２）月中：メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ：早起きと成功の関係
■まとめ
■編集後記
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■早起きと成功の関係
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成功するには早起きをしなければならない。
もしくは、
早起きしている人の方が成功しやすい。

早起きは三文の得と言われるように、こう
したことが言われることがあります。

実際、お客様である社長の中には
「早起きでない商売人が成功した話は聞い
たことがない」とおっしゃる方もいます。

最近流行りの仕事術の本などを見ても、「
超」がつくくらいの早起き（たとえば４時
とかそれよりも前）を推奨しているものま
であります。

早起きが成功の秘訣。

なんとなくそのような気がしますが、本当
でしょうか？

というのも、私が実際に目にする成功して
いるお客様の中には、もちろん早起きの方
もいればそうでない方もいるからです。

これについて、「起床時刻の早さと資産と
のあいだには、統計的に重要なつながりは
見られない。」と断言している研究者がい
ます。

トマス・Ｊ・スタンリーというアメリカの
富裕層研究の第一人者で、この話は『なぜ
、この人たちは金持ちになったのか』とい
う本に出ています。
（ちなみにこの先生は『となりの億万長者
』という本の方が有名です。）

実際、その先生が調査した億万長者に多い
起床時刻は、ウィークデイで朝６時４０分
とのこと。ごく普通ですね。

その先生いわく、早起き自体はたいして難
しいものではなく、最高のパフォーマンス
が発揮できる時間に働くことが重要だ、と
至極もっともなことを言っています。

つまり、早起きが苦手でも心配する必要は
ありません。

早朝以外の時間で最高のパフォーマンスを
発揮すれば良いだけです。

ただ冷静に考えると、「早起き」よりも「
最高のパフォーマンスを発揮」の方がずっ
と難しいことはすぐに分かりますね。

なお、この『なぜ、この人たちは金持ちに
なったのか』という本には、そのほかにも
興味深いことが書いてあります。

たとえば、億万長者の余暇活動を調査した
ところ、そのナンバーワンは、アルプスで
スキーをするのでも、カジノでギャンブル
するのでも、豪華客船で世界一周するので
もなく、なんと「税務の専門家にアドバイ
スを受ける」だというのです。

税金に敏感なアメリカのお国柄ゆえかもし
れませんが、興味深いですね。

■まとめ
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・早起きに執着しない
・最高のパフォーマンスを発揮することに
執着する

■編集後記
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早起きについていえば、私自身はしている
方だと思います。

といっても犬の散歩をしているだけなので
、別に最高のパフォーマンスを発揮してこ
れをやっているわけではありません。

ただ先日その散歩中に、行き会ったかなり
高齢の、同じく散歩中のおじいさんから話
を聞く機会がありました。

私の犬にまとわりつかれながら、
「犬はかわいいね。
自分も兵隊で中国に行っていたとき、シェ
パードとドーベルマンの世話をしていたよ
。
軍用犬というか警戒犬かな。

ただ、負けて帰ってくるときに置いてこな
きゃいけなくてね。

かわいそうだったな。
ウォンウォンってなくんだよ。
もう６０年以上も前の話だけどね。」

普通なら聞けない話も早起きのおかげで聞
くことができました。

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