(メルマガ)宮本武蔵と真田幸村
- レポート
- 2010.05.15
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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント
────────────────第21号
多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。
なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(https://www.ascinc.co.jp/report/)と
の関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:宮本武蔵と真田幸村
■まとめ
■編集後記
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■宮本武蔵と真田幸村
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今日は歴史から。
問題です。
表題の2人で、現代においてビジネスで成
功するのは2人のうちどちらでしょうか?
武蔵は剣の達人、幸村は智謀に優れた武将
です。
答え
真田幸村(まったくの私見ですが。)
なぜなら、戦いを戦略・戦術・さらにその
具体的な形としての戦闘に分けた場合、真
田幸村は戦略に、宮本武蔵は戦闘を中心に
力を発揮したからです。
たしかに宮本武蔵は剣術で道を極めました
。
しかし、いかに達人でも1人で倒せる数は
自ずと限界があります。
一方、剣術は人並みでも、地の利を見て人
を配置して、戦いのしかた自体からデザイ
ンできる武将はその何十倍、何百倍もの成
果を出すことができます。
これは現代でも同じです。
仕事で成果を出す人は、必ずしも人よりも
デジタルツールを使いこなしているわけで
はなく、経済に精通しているわけではなく
、会計や法律の専門知識があるわけでもな
く、英語がペラペラなわけでもありません
。
むしろ、そうでないことの方が多いかもし
れません。
つまり、そうした知識や能力は人並み(あ
るいは人並み以下)でも、本質で勝てる人
は成功するわけで、気をつけるべきは、こ
うした個別の知識やツールを使いこなすこ
とを主目的のように考えないことです。
仕事術の本にはよく、
・隙間時間を使って●●をする。
・このツールを使えば短時間で●●ができ
る。
・●●が簡単に身につく方法
といったことが良く出てきます。
見た目は具体的で目を引くのですが、時に
はこの●●自体がそもそも必要なのか根本
を問うことをすべきなのだと思います。
必要でないことをいくら短時間で効率的に
やってもしかたがありません。
つまり、なにごともまずは、
(1)目指すところは何か。
(2)そのための戦略は何か。
を決定し、戦術やツールはそのあとに確認
することが必要です。
では問題
テーマを自分の人生として、上記(1)と
(2)について述べなさい。
・・・なかなか難しいですよね。
■まとめ
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・まずは目標と戦略を固める。
・ツールや知識の取得を目的化しない。
■編集後記
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宮本武蔵を馬鹿にしたように見えたかもし
れませんが、まったくそんなことはありま
せん。
武蔵の手による『五輪書』の中には、
「今日は昨日の我に勝ち」
と、今日は昨日の自分に勝つように精進す
べきだといった良い言葉があります。
その通りだと思います。
今の自分は昨日の自分に何か勝っているの
か?
私はなかなか勝てません。
昨日の自分が優れているのではなく、単に
今日の自分が成長していないせいです。
毎回偉そうなことを書いておきながら恥ず
かしい限りですが、勝率を上げられるよう
がんばります。
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