(メルマガ)プラスの加速度

  • レポート
  • 2010.11.15

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~成功の研究~
知って得する起業とビジネスのヒント

────────────────第33号

多様なビジネスの現場に深くかかわる公認
会計士・税理士の立場で、見たこと・得た
知識・感じたことを、特に起業を志す人や
スモールビジネスの経営者の成功につなが
るよう、楽しく・分かりやすくお届けしま
す。

なお、筆者執筆中の(株)ASC・中村会
計のHPのASCレポート
(https://www.ascinc.co.jp/report/)と
の関係は次の通りです。
1)月末:ASCレポートの一部要約版
2)月中:メルマガのオリジナル
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目次
■今回のテーマ:プラスの加速度
■まとめ
■編集後記
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■プラスの加速度
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幸せを感じるのはどのような状態か。

ほしいものをすべて手に入れた状態。
企業であれば、零細企業だったものが大企
業になった状態。
そうかもしれません。

ただ、少し考えてみたらどうでしょう。
「あのころは何もなかったけど今より幸せ
だった」というようなことが言われること
があります。

今の日本はモノはあるけど、
戦後復興から高度成長期の日本人は、
あるいは日本よりもずっと貧しい○○国の
人たちは、
もっと目を輝かせて日々を送っていた(い
る)、というようなことです。

日本はすでに貧しさを脱して豊かになった
はずがなぜこのようなことになるのか。

色々考えた末、私はこう思いました。
幸せというのは、今どこにいるかよりも、
自分が望む方向に進んでいるときに感じる
のではないか。

たとえば、バイクに乗る人にとって、
時速100kmの巡航速度で走っているときより
も、低速から時速100kmに向けて加速してい
くときの満足度の方が高いということがあ
ります。
仮にその瞬間が時速40kmだとしても加速過
程にあるのなら、時速100kmを維持している
よりも満足度が高い。

つまり軽いGを感じる状態です。
幸せとは、このGのような、プラスの加速度
を感じる状態なのではないか。

そう考えると、今は○○がないという状態、
つまり伸びしろがたくさんある状態という
のは、実は幸せを感じやすい望ましい状態
なのではないかとすら思います。
・今は○○ができないけど、できるように
なりたい。
・今は○○がないけど、いつか手に入れた
い。
・今は1人の会社だけど、いずれ事務所を持
って従業員を雇いたい

もちろん、ない状態は辛かったり心細いわ
けですが、それを補っていく過程で幸せを
実感する余地が多く残されているというこ
とです。

すでに何でも手に入れた人にはもはや得ら
れない幸せを、自分は将来得られるのだと
思って、前向きに努力していきましょう。

幸せは、夢や目標を意識して、それに向か
って近づいていく過程で感じられるものの
ようですから。

■まとめ
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幸せは、目標に近づく過程に感じるもので
はないか。
目標から遠く離れたところにいる自分は、
それだけ幸せを感じるチャンスがある。

■編集後記
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私はいわゆる理系なのですが、大学の頃、
人間工学の研究室にいました。

そこでは主にヒューマンインターフェース
を扱っていましたが、それは機械と人間を
どうつなぐのが事故がなく円滑か、という
ようなことがテーマとなります。

簡単な例で言うと、レバーを前に倒すと前
に進む / 後ろに倒すと止まる(あるいは
バックする)、という機械は人間にとって
操作しやすい。
その逆は難しい、というようなことです。

さらに言うと、人間に制御できることの限
界を知って機械の設計に生かす、というよ
うなことを考えていくわけです。

今日のメルマガのテーマは加速度でした。

人間工学の研究によれば、人間は速度と加
速度は制御できるそうです。
(一方、加速度の増え具合である「加加速
度」から先は制御できない)

十分に制御可能なわけですから、加速度を
プラスに制御していきましょう。
(若干こじつけですが。。。)
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